嫁隠し(よめかくし)

 嫁隠し(よめかくし)は、京町家などにおける、走り庭・通り庭・土間の中ほどに設けられる衝立(ついたて)の戸板

 <走り庭・通り庭>
 京町家などにおける、入口から裏口まで続く土間
 風の通り道の役割もある
 玄関部分、おくどさん(台所)部分、奥の間部分などに分けられる

 <嫁隠し>
 走り庭の、おくどさん(台所)の手間に設けられる衝立(ついたて)
 走り庭を表向きと、生活空間を区切るもの
 玄関部分から、これ以上奥へは、親しい人でも、家の人の許可がないと入ってはいけない暗黙の習慣がある

 酒屋や八百屋など、日常世話の出入りの人は奥まで入っていくが、嫁隠しの前に立って声をかける
 声をかけられた後、衝立の向こうで、身なりを整える余裕ができる

 家が大きくなると、それに合わせて、幅半間ほどの嫁隠しで仕切られる


【京都検定 第19回3級】

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