笠置山(かさぎやま)は、京都府南部の笠置町、木津川の南岸にある標高288mの山
弥生時代から磐座信仰の対象とされ、山中は修験道の行場だった
京都府立笠置山自然公園に指定されている
桜の名所、紅葉の名所
<京都府立笠置山自然公園>
全山が広葉樹におおわれている
アラカシやクヌギ、アオキなどが自生している
ふもとの河原には、サクラが植えられた桜の名所で、秋には紅葉の名所にもなる
花崗岩で構成されており、山中には奇岩や怪石が多くある
南面・西面は、比較的傾斜がゆるい
北面・東面は、木津川が笠置山脈を横断する急斜面になっている
<磐座信仰>
弥生時代
巨石を神さんと崇拝する「磐座信仰(いわくらしんこう)」の聖地となっていた
弥勒磨崖仏
虚空蔵磨崖仏
ゆるぎ石
巨大な岩に仏の姿が彫り込まれたもので、奈良時代末期の制作といわれる
山中は修験道の行場になっていた
<笠置寺>
頂上付近に建つ
飛鳥時代初期
682年(皇紀1342)白鳳11年
大海人皇子(天武天皇)により創建される
<後醍醐天皇行在所跡>
笠置山の頂上に造営された後醍醐天皇の行在所跡
三種の神器とともに行幸され、南朝の皇居となった
後醍醐天皇は、この地で「うかりける 身を秋風にさそわれて 思わぬ山のもみじを見る」と詠まれた