笠置山(かさぎやま)

所在地:京都府相楽郡笠置町大字笠置   名所地図情報名所

標高:288m

国の史跡および名勝(1932年(皇紀2592)昭和7年4月19日指定)

京都府立笠置山自然公園(1964年(皇紀2624)昭和39年指定)

 笠置山(かさぎやま)は、京都府南部の笠置町、木津川の南岸にある標高288mの山

 弥生時代から磐座信仰の対象とされ、山中は修験道の行場だった

 京都府立笠置山自然公園に指定されている

 桜の名所紅葉の名所

【笠置山の歴史・経緯】

【笠置山】

 <京都府立笠置山自然公園>
 全山が広葉樹におおわれている
 アラカシやクヌギ、アオキなどが自生している
 ふもとの河原には、サクラが植えられた桜の名所で、秋には紅葉の名所にもなる
 花崗岩で構成されており、山中には奇岩や怪石が多くある

 南面・西面は、比較的傾斜がゆるい
 北面・東面は、木津川が笠置山脈を横断する急斜面になっている


 <磐座信仰>
 弥生時代
 巨石を神さんと崇拝する「磐座信仰(いわくらしんこう)」の聖地となっていた

 弥勒磨崖仏
 虚空蔵磨崖仏
 ゆるぎ石

 巨大な岩に仏の姿が彫り込まれたもので、奈良時代末期の制作といわれる

 山中は修験道の行場になっていた


 <笠置寺
 頂上付近に建つ
 飛鳥時代初期
 682年(皇紀1342)白鳳11年
 大海人皇子(天武天皇)により創建される


 <後醍醐天皇行在所跡
 笠置山の頂上に造営された後醍醐天皇の行在所跡
 三種の神器とともに行幸され、南朝の皇居となった
 後醍醐天皇は、この地で「うかりける 身を秋風にさそわれて 思わぬ山のもみじを見る」と詠まれた


【アクセス】

 JR関西本線 笠置駅から登山口まで徒歩約5分


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