一見さん お断り(いちげんさん おことわり)

「一見さん お断り」は、京都の料亭や商いにおける風習の一つ

「一見さん(いちげんさん)」は、お店などに、これまでに面識もなく、初めて訪れた人

お店などに全く関わりがなく、初めての人は、予約や入店、取引を断られる場合があることを表す

【諸事情】

 <お断りの理由1>
 料亭などでは、趣味趣向が分からない人を十分におもてなしするのは難しく、
粗相をしてしまわないようにとお断りをされている


 特に最近では、SNSで酷評をする人も多く、
趣向が分からまま、合わないサービスを提供して悪い評判になることも避けている


 <お断りの理由2>
 花街などでは、財布を持ち歩かなくても遊べるように、
置屋に支払う芸妓の費用、料理屋に支払うお酒代や仕出しの費用、タクシー代などを
茶屋側が後日まとめて清算する伝統的な料金システムがあり、
売掛金の回収が担保できない面識のない人は利用できない

【対処方法】

 <同伴にて>
 お馴染みにしている知人に連れて行ってもらい、
 自分の好みや嗜好を知ってもらい、お店の勝手も理解して、次からの再来を楽しみにする


 <紹介にて>
 お馴染みにしている知人から紹介の予約をしてもらい
 予め、自分の好みや嗜好、支払い方法などを伝えておいてもらう

【その他】

 <翔んで京都
 京都の風習を理解していない よそさんには、イケズをされていると思われる場合もある


【京都検定 第17回3級】

【京都検定 第23回3級】

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