おもちゃ映画ミュージアム(The Toy Film Museum)は、上京区黒門通元誓願寺下ルにある博物館
大正時代から昭和時代にかけての家庭用映写機や、収集・復元されたフィルム作品で映画の歴史を学べる
レトロな家庭用の玩具映写機や幻灯機など200点以上が展示されている
京都は、シネマトグラフにより日本で初めて映画が上映され、時代劇のロケ地としても優れており、
太秦周辺を中心に多くの映画会社により撮影所が置かれていた
<おもちゃ映画>
無声映画が映画館で上映されたあと家庭用に切り売りされていた35mmフィルムの断片
スター時代劇や、アニメーション、ニュース映像など
30秒から長くて3分ほどの断片
<光学玩具>
映画の原理でもある残像現象を利用した動画装置やアニメーション玩具
静止した絵が動いて見える原理が分かる
ソーマトロープ、フェナキスティコープ、ゾーイトロープ、プラキシノスコープなどがある
<幻灯機(マジック・ランタン)>
ガラス種板に描いた彩色した絵を壁に映す装置
影絵芝居や写し絵(錦影絵)など、壁に映像を映して楽しまれてきた
本格的な木製幻灯機、ブリキ製幻灯機、フィルム幻灯機(スライド映写機)などがある
<海外玩具映写機 (海外)>
玩具フィルム(数秒程度のアニメーション)をエンドレスに映す映写機
手回しクランクを廻して動画として映される
ドイツ製、アメリカ製、イギリス製映写機などがある
<国産玩具映写機 >
大正時代から昭和時代に
劇場で上映された無声映画のフィルムを玩具映写機用に販売されて、家庭で映画が楽しめた
<ステレオ・ビュワー>
立体映像や3D映像を映しだす装置
<写真 (フォトグラフ)>
銀板写真(ダゲレオタイプ)や湿板写真(アンブロタイプ)、鉄板写真(ティンタイプ)などがある
<ガラス種板>
マジック・ランタン(幻灯機)で映し出す作品
ガラス製で手書きされたものや、写真を使ったものなど
カレイドスコープ(万華鏡)などもある
<立体写真カード>
ガラス盤、写真カード、ビューマスター・カードなどがある
<映画撮影機>
35mm、16mm、9.5mm(パテ・ベビー)、8mmなどのフィルム用撮影機や映画撮影機などがある
<家庭用小型映写機>
玩具映写機以外で、ホーム・ムービーが普及していく
16mm、9.5mm、8mm、特殊映写機などがある
<映像関連資料・書籍、文献資料>
歴史的な絵葉書や書物などもある
<玩具映画(おもちゃ映画)>
映画館で上映された無声映画のフィルムを家庭用に切り売りされていた35mmフィルムの断片
アニメーションのように独自に製作されたフィルムもある
30秒から長くて3分ほどの断片
無声映画のほとんどは、可燃性フィルムであったため廃棄されたりして、オリジナルは失われており、
とても貴重な映像となっている
時代劇玩具映画
尾上松之助・阪東妻三郎・大河内伝次郎・市川右太衛門など
剣劇スターの作品が収集されている
国産動画
のらくろシリーズ・冒険ダン吉などのアニメ・時代劇アニメ・動物アニメ・むかし話アニメなどが収集されている
ニュース映像・実写映像・ドラマ映像など