京とれいん 雅洛(きょうとれいん がらく)

 京とれいん 雅洛(きょうとれいん がらく)は、阪急電車 大阪梅田駅 - 京都河原町駅間で運行されている観光特急電車

 「和・モダン 京町家」のイメージで、
 外観や内装は1両ごとに異なる季節・草花やテーマが定められている「ご乗車されたときから京都気分」となる電車


 「快速特急A」で運行されているが、特別料金は不要で普通運賃のみで乗車できる

【京とれいん 雅洛】

 2019年(皇紀2679)平成31年3月23日より営業運転を開始

 2019年(皇紀2679)平成31年2月23日から2022年(皇紀2682)令和4年12月11日に運行していた快速特急A「京とれいん」の後継扱い

 大阪梅田駅 - 京都河原町駅間で「快速特急」として運行されている

 途中の停車駅は十三駅・淡路駅・桂駅・烏丸駅

 「特急」よりも停車駅数は少ないが、所要時間は「特急」と同等

 1日4往復で、2時間間隔で運行されている

 行楽シーズンや行事に併せて、路線・運行などを調整した臨時電車も運行されている

【車両】

 「和・モダン 京町家」のイメージで、外観や内装は、1両ごとに季節とテーマが定められている

 正雀車庫所属の専用車両が用いられている

 <6両編成>
 京都河原町駅で7両分しかない2号線で折返すため
 嵐山線のホーム有効長が6両であるため

 <種車>
 7000系7006F
 大規模なリニューアルが比較的容易に行える鋼製車体が選ばれている

 <乗降車>
 全車両、3ドアから、中央扉が撤去されて2ドアに変更された
 中央扉のあった箇所には、京都の社寺で用いられている円窓が設けられた

 乗降扉の窓は、格子戸タイプに改造され、京町屋がイメージされている


 <外観・内装>
 全体的に、金色と黒色を基調とされている
 1両ごとに季節と植物・テーマが定められている
 色調は、奇数号車が明るめ、偶数号車が暗めのトーンになっている
 2~5号車の車両中央の窓には、簾(すだれ)カーテンが、窓の上部には、雪見障子風の日よけが付けられている

 1号車:秋の楓
 秋の京都を感じる、紅葉文様を代表する図柄「流水に楓」が用いられ、ゆったりとくつろげる京町家の空間になっている

 2号車:冬の竹
 枯山水の坪庭と雪見障子により、凛とした京都の冬が感じられ、畳座席が設置されている

 3号車:春の桜
 桜が散る柄により、はんなりとした京都の春が感じられ、桜を描いた窓向き座席・一人掛け座席が設置されている

 4号車:夏の葵
 外は扇に葵、車内円窓に貴族が愛でた杜若で、夏の京都が感じられ、葵を描いた窓向き座席・一人掛け座席が設置されている

 5号車:初秋の芒
 芒と京町家の坪庭で、夏から初秋へ移りゆく京都が感じられ、畳座席が設置されている

 6号車:早春の梅
 外は扇に梅、車内丸窓に鶴と松で、新春の京都が感じられ、ゆったりとくつろげる京町家の空間になっている

【その他】

 <名前の由来>
 「京都(きょうと)」と「Train(とれいん)」を掛け合わせ、
 雅(みやび)な都(洛中)へ向かう列車という意味から「雅洛(がらく)」という造語が付け加えられた

 各名称は、阪急電鉄株式会社の登録商標


【京都検定 第23回2級】

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