京すだれ(きょうすだれ) 京都通メンバ
京すだれ(きょうすだれ)は、竹や葦などを編んで、部屋の中や外を分ける仕切り、エクステリアやインテリアとして用いられる

座敷簾(ざしきすだれ)・外掛簾(そとがけすだれ)・茶席簾(ちゃせきすだれ)・御翠簾(おみす)などがある

京都市の伝統産業の一つ

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京すだれの歴史・経緯】


【すだれの種類】

 <外掛簾(そとがけすだれ)>
 <座敷簾(ざしきすだれ)>
 <茶席簾(ちゃせきすだれ)>
 <御翠簾(おみす)
 <衝立(ついたて)・屏風(びょうぶ)・葭障子(よししょうじ)>

【すだれの構成】

 桟竹(さんたけ):すだれの一番上と一番下に付けられる幅広の竹
   竹に反りがでるので、2枚合わせで用いられる

 すだれの本体:竹や葦(あし)などを編んで作られる

 編み糸:丈夫な麻糸が用いられる


 ★すだれの本体
 <上等磨き葭(じょうとうみがきよし)
 <磨き蒲芯(みがきがましん)>
 <蒲芯(がましん)>
 <御形(ごぎょう)>
 <代萩簾(いはぎ)>
 <天津葭簾(てんしんよしすだれ)>
 <皮付葭(かわつきよし)>
 <青竹の竹ひご>
 <黄色染め>
 <平ひご茶染め>
 <竹ひごいぶし>
 <錆び葭(さびよし)>
 <白唐葭(はくとうよし)>


 ★ひごの編み方
 <表編み>
 <一本返し編み>


 ★簾の取り付け方
 <くり穴>
 <花菱金具>
 <紐掛け>


 ★簾の巻き上げ金具  <巻上器>
 <蛭環 (ひるかん)>
 <S金具>


 ★簾の巻き上げ留め
 <房(ふさ)>
 <紐(ひも)>


 ★裂地
 <正絹(しょうけん)>
 <本麻(ほんあさ)>
 <交織(こうしょく)>


 ★竹節(たけふし)の模様
 幅に応じた竹節模様になる

 一つ節(幅720mmぐらいまで)
 二つ節(幅960mmぐらいまで)
 節散らし(幅1,800mm以上)

【京すだれの使い道】

 <時代祭時代行列の牛車「檳榔毛唐庇車(びんろうげからひさしぐるま)」>
 蒲葵(びろう)の葉で葺き、簾(すだれ)などの色文装具(いろあやそうぐ)などで飾られている


 <祇園祭山鉾函谷鉾」>
 12日の曳き初めのときだけ用いられる上水引「翠簾(すいれん)」
 左右両端の簾(すだれ)が長めに巻き上げられ、中央は幅広で短く巻き上げられ、簾の縁には緑地に白く帽額紋(木瓜紋)があり、
上縁の神紋の間には源氏蝶の刺繍がある


 <茶室如庵」>
 正面から見える連子窓と下地窓には、普段はすだれがかけられている


 <阪急電車の観光特急電車「京とれいん 雅洛
 1両ごとに季節と植物・テーマが定められており、
 2~5号車の車両中央の窓には、すだれカーテンが、窓の上部には、雪見障子風の日よけが付けられている


【京都検定 第15回3級】

【京都検定 第17回2級】

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