葛饅頭(くずまんじゅう)

 葛饅頭(くずまんじゅう)は、お茶席などに用いられる上生菓子

 くず粉を用いて作った透明の生地で、美しく染められた餡(あん)を包んだもの

 夏の京菓子

【葛饅頭の歴史・経緯】

【葛饅頭(くずまんじゅう)】

 葛饅頭(くずまんじゅう)は、お茶席などに用いられる上生菓子

 くず粉を用いて作った透明の生地で、美しく染められた餡を包んだもの

 水晶のような透明感のある美しさで、中国から伝わった点心「水晶包子」が元といわれる

 みずみずしい見た目で、ぷるんとした独特の食感とつるりとした喉越がある夏向きの京菓子

 「水饅頭」「水仙饅頭」とも称される

 吉野葛や若狭葛がよく用いられる

【水晶包子(すいしょうぱおず)】

 水晶包子(すいしょうぱおず)は、中国から伝わった点心の一つ

 点心が元となって作られるようになった京菓子も多く、
 水晶包子が、上菓子となった葛饅頭の原型といわれる

 <包子(ぱおず)>
 中国の点心の一種

 小麦粉の生地を蒸して作る伝統的な食べもの
 中に具を包んでいるものを「包子」といい、
 中に具のないものを「饅頭(まんとう)」と称して区別される

 生地は小麦粉に水を加えてこね、発酵済みの生地、または酵母を加えて寝かし発酵させて作る
 生地で中に入れる具や餡を包み、通常は半球形に成形し、蒸籠で蒸して作る

 中身は、肉類、野菜、漬け物、小豆餡、ゴマ等が入れられる

 生地に、黒ゴマ、サツマイモ、カボチャなどを練り込んで着色する場合もある

 日本では「中華まん」などが普及している


【京都検定 第14回2級】

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