柊野ささげ(ひらぎのささげ)は、上賀茂柊野で栽培されているささげ(お豆さん)
他の物に比べて、莢(さや)が長く(約90cm程)濃緑色で、葉形はやや長く、細かい毛(毛じ)がない
未熟な莢(さや)には風味があって野菜用とされ、莢の硬化が遅く熟期が進んでも柔らかく煮物・浸し物などに用いられる
上賀茂村字柊野(現在の北区柊野)原産の特有のささげ
他のささげより莢(さや)が長く80〜90cmになり「三尺ささげ」とも称される
さやいんげんの2倍ほどの長さになる
葉は濃緑色で葉形はやや長く、細かい毛(毛じ)がない
<「ささげ」の語源>
莢が上を向いてつき物をささげる手つきに似ているから
莢を牙に見立てて「細々牙」と称された
豆の端が少々角張っていることから
などといわれている
小豆(あずき)は、煮ると皮が破れやすく、武士には「腹が切れる」ということで切腹に通じると嫌われたが、
ササゲは、煮ても皮が破れにくいことから、武士にも小豆の代わりに用いられたといわれる
ビタミンB群が多く、疲労回復・血栓予防などに効果があるといわれる
3月下旬〜4月上旬に種がまかれる
7月上旬〜9月中旬頃に収穫される
未熟なときには、莢(さや)に風味があって煮物などに用いられる
熟期が進んでも、莢の硬化が遅く柔らかく、煮物、浸し物などに用いられる
ごま和え・天ぷら・煮つけなどの料理に用いられる