柊野ささげ(ひらぎのささげ)(HiraginoSasage)

柊野大角豆(ひらぎのささげ)(学名:Vigna unguiculata)

京の伝統野菜の一つ
ブランド京野菜には指定されていない

マメ科の一年草

収穫出荷時期:7〜9月

主な産地:北区上賀茂柊野

別称:三沢ささげ

 柊野ささげ(ひらぎのささげ)は、上賀茂柊野で栽培されているささげ(お豆さん)
 他の物に比べて、莢(さや)が長く(約90cm程)濃緑色で、葉形はやや長く、細かい毛(毛じ)がない

 未熟な莢(さや)には風味があって野菜用とされ、莢の硬化が遅く熟期が進んでも柔らかく煮物・浸し物などに用いられる

【柊野ささげの特徴】

 上賀茂村字柊野(現在の北区柊野)原産の特有のささげ

 他のささげより莢(さや)が長く80〜90cmになり「三尺ささげ」とも称される
 さやいんげんの2倍ほどの長さになる

 葉は濃緑色で葉形はやや長く、細かい毛(毛じ)がない

 <「ささげ」の語源>
 莢が上を向いてつき物をささげる手つきに似ているから
 莢を牙に見立てて「細々牙」と称された
 豆の端が少々角張っていることから
 などといわれている

 小豆(あずき)は、煮ると皮が破れやすく、武士には「腹が切れる」ということで切腹に通じると嫌われたが、
ササゲは、煮ても皮が破れにくいことから、武士にも小豆の代わりに用いられたといわれる

 ビタミンB群が多く、疲労回復・血栓予防などに効果があるといわれる

【柊野ささげの歴史・経緯】


【柊野ささげの栽培】

 3月下旬〜4月上旬に種がまかれる

 7月上旬〜9月中旬頃に収穫される

【柊野ささげの用途】

 未熟なときには、莢(さや)に風味があって煮物などに用いられる

 熟期が進んでも、莢の硬化が遅く柔らかく、煮物、浸し物などに用いられる

 ごま和え・天ぷら・煮つけなどの料理に用いられる


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