賀茂競馬会神事(かもくらべうまえしんじ)(Kamo Umakurabe Shinji)

賀茂競馬会神事(かもくらべうまえしんじ)は、賀茂祭(葵祭)の前儀の一つ

日程:5月5日

場所:上賀茂神社   地図情報

京都市登録 無形民俗文化財

 賀茂競馬会神事(かもくらべうまえしんじ)は、上賀茂神社で行われる葵祭の前儀の一つ

 2頭の馬が、1馬身の差をつけてスタートし、差が広がれば前の馬の勝ち、狭ばれば後ろの馬の勝ちとなる

 「徒然草」などにも競馬会神事の様子が記されている

 上賀茂神社は、競馬発祥の地といわれている
 上賀茂神社の祭神の賀茂皇大神は、競馬の守護神ともいわれる

【賀茂競馬会神事の歴史・経緯】


【賀茂競馬会神事】

 午前中
 頓宮遷御(とんぐうせんぎょ)にて、菖蒲の根合せの儀などが行われる

 午後より
 「乗尻(のりじり)」と称される騎手により、安全と必勝を祈る乗尻奉幣の儀などが行われる

 <乗尻(のりじり)>
 乗尻が左右に分れ、左方は打毬(たぎゅう)、右方は狛鉾(こまぼこ)の舞楽装束を着け、菖蒲がつけられた10頭の馬に
乗って社頭に向かう

 勧盃、日形乗、月形乗、修祓、奉幣の儀が行われる

 <競馳(きょうち)>
 一の鳥居から二の鳥居までの芝生に馬場が設けられ、左方と右方から馬1頭ずつを出し、2頭が約400mを駆け抜ける
 スタート地点は1馬身の差がつけてられたおり、差が広がれば前の馬の勝ち、狭まれば後ろの馬の勝ちとなる
 判定により、赤扇が上がれば左方、黒扇なら右方の勝ちとなる
 勝った乗尻は、賞の禄絹を鞭で受け取り、2回頭上で回したあと返却される

【その他】

 <競馬会足汰式
 5月1日
 出走する10頭の馬は、足汰式で事前に走り具合が確かめられ、出走馬の組み合せが決められている

【アクセス】

 市バス・京都バス 上賀茂神社前 すぐ
 地下鉄 北山駅 または 北大路駅 車で約5分

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