経書堂(きょうかくどう)は、東山の清水坂と産寧坂(三年坂)との辻の北東角にある小堂
謡曲「熊野」には、「経書堂はこれかとよ」と謡われている
小石を集めて、法華経を一つの石に一文字づつ書いて、水を注いで死者の魂を供養し奉納したといわれる
現在は、清水寺により管理されている
<本堂>
入母屋造、瓦葺、唐破風造
扁額「経書堂」がかかっている
<石標「経書堂」>
<石碑「開基本尊 聖徳皇太子」>
<聖徳太子像>
本尊
聖徳太子が16歳のときの像
<重軽石(おもかるさん)>
本堂の前におかれている玉石
「信心をこめて伺い軽く持ちあがれば万事よし。
持ち上がらなければ翌日、また上がるように自ら考ること」といわれている
「願掛け石」「占い石」とも称される