南真経寺(みなみしんきょうじ)は、向日市鶏冠井(かいで)の長岡宮跡近くに立つ寺院
他宗派からの迫害を受けて京都から追われた日像上人の布教活動の拠点となった
関西における日蓮宗の最初の寺院
江戸時代初期に真経寺から、南真経寺・北真経寺の2つに分かれた
<本堂(京都府登録有形文化財)>
1714年(皇紀2374)正徳4年の建立
<開山堂(京都府登録有形文化財)>
山門正面に立つ
1634年(皇紀2294)寛永11年の建立
<鐘楼>
1699年(皇紀2359)元禄12年
<日蓮聖人像>
<扁額「真経寺」>
本阿弥光悦の筆
<扁額「鶏冠山」>
1673年(皇紀2333)寛文13年
南峯信海の筆
<尊性法親王消息飜摺法華経(そくほんしゅうほけきょう)10巻(重要文化財)>
天台座主 尊性法親王の追善のために作られた版本供養経
法親王生前の自筆消息をつなぎ合せて料紙とし、紙背に法華経(開結共)10巻を摺写(しょうしゃ)している
元は法華経28巻、無量義経3巻、観普賢経1巻の32巻本であった
寛喜年間(1229年~1232年)から嘉禎年間(1235年~1238年)
紙背の消息は、尊性法親王が天台座主であった期間を中心とした約117通
御霊宝箱に納められ、南北真経寺の間で半年ごとに管理されている
1979年(皇紀2639)昭和54年6月6日 重要文化財に指定される
<初講> 1月20日
<鬼子母尊神春祭> 1月28日
<春季彼岸法要> 3月23日
<最上位御祭礼> 8月26日
<秋季彼岸法要> 9月23日
<宗祖御会式> 11月4日
<鬼子母尊神秋祭> 11月18日
<鶏冠井題目踊り(京都府無形文化財)>
法華経の信仰を現した創建当時の踊り