庭屋一如(ていおくいちにょ)

庭屋一如(ていおくいちにょ)とは、庭と建物の調和がとれて一体になるようなさまのこと

【庭屋一如】

 庭と建物の調和がとれて一体になるように設計された空間が広がる

 古来より日本では、庭に自然を再生するように造られ、四季折々の情緒を楽しんできている
 さらに、庭を造り、暮らしの中に光や風、植物を取り入れることで、より快適な空間がつくられてきている

 現代においても、それぞれの建築に合う表情の樹木や草花、置石を選び、光、風、生物といった自然界の
あらゆるものの調和がとれて一体になり、その場所にしかないような風景が生みだされている

【代表例】

 <国立京都迎賓館
 京都御苑の深い緑の中にたたずんでいる
 庭屋一如をコンセプトに設計されている
 入母屋造屋根と数寄屋造風の建物外観と、清らかな水の庭が一体となって調和した空間となっている
 池の底には敷地から出土した川石が置かれている
 円柱の石は、旧五条大橋のものが用いられている


【京都検定 第9回1級】

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