齋神社(いつきじんじゃ)は、綾部市の南部、国道27号沿いにある神社
丹波地域における中世神社本殿の遺構として歴史的に重要な建築とされる
<本殿(重要文化財)>
一間社、流造、板葺
本殿の正側面三方に、刎高欄付きの縁を廻して脇障子が建っている
正面には木階がある
本殿と庇を繋がず手挟(たばさみ)や礎盤(そばん)が用いられ、
本殿の妻虹梁(こうりょう)から造り出す実肘木(さねひじき)、庇桁下に一材で通した実肘木や
本殿の連三斗に皿斗が用いられているなど珍しい形式を持つ
室町時代中期の建立とされ、主要な部材は、建立当初のものが残されている
2024年(皇紀2684)令和6年8月、重要文化財に指定される
<蜂須賀桜>
早咲きで2月下旬から、約1か月間ほど、淡い紅色に咲く桜の名所
蜂須賀家門外不出の桜だったといわれる
「乙女桜」と称されていたが、門外不出で限られた人しか見られないため「お留桜」とも称された
<御朱印>
黒谷和紙を用いた御朱印が用意されている