乃木神社(のぎじんじゃ)は、伏見桃山の明治天皇陵の南に建つ
祭神の乃木希典(のぎまれすけ)は、「乃木大将」と呼称される、明治時代の陸軍大将
明治天皇の崩御にともなって自ら殉死し、死してもなお天皇を護ろうと南面する桃山御陵に向けて、北面の武士として祀られる
<神門>
樹齢3千年、幹の直径2m以上といわれる台湾阿里山の檜の1幹で造られた大門
乃木大将は、第3代台湾総督を勤めた
<乃木将軍の愛馬>
ロシアの将軍ステッセルから贈られた白馬 壽号とその子馬 璞号の銅像
拝殿前で、御霊を護って対峙する
<長府乃木旧邸>
乃木大将が幼少の、長府国(山口県)で父母妹達と慎ましい生活をしていた時代の旧宅
父親 希次は、江戸麻布にあった毛利藩に仕える武士であったが、藩の改革を提言したところ
そのことを快く思わない幹部藩士に陥れられ、一家は江戸を追われ国元の長府で暮らすことになる
<記念館>
日露戦争のときに、旅順柳樹房で第三軍司令部として使われた民家を買い上げ、移築した建物
建物の腰石は、現地で使われていた物で、5億年以上前に形成された漣痕模様の化石がみられる成珪岩という貴重なもの
<宝物館>
乃木大将の直筆の遺墨や、遺品の他、日露戦争前後の関係資料を展示した資料館
<巡洋艦吾妻の主錨>
日露戦争のとき、活躍した装甲巡洋艦「吾妻」の主錨を、慰霊のモニュメントにした旧海軍将兵慰霊碑
<成長祈願だるま>
毎年、少しずつ大きいダルマを得て、自らの成長と感謝を表す
<勝守(かちまもり)>
スポーツ試合、昇進、受験、闘病、出世など、願い達成への道が開く勝守