節分の鰯(せつぶんのいわし)

 2月節分には、鰯(いわし)の頭を焼いて、柊(ひいらぎ)の枝に刺し、家の門口に立て魔除けにする風習がある

 イワシの臭い匂いで悪霊や疫病を退散させる
 柊は、葉がトゲトゲで、鬼が苦手な植物とされる

 「鰯の頭も信心」ともいわれる

【鰯(いわし)】

 鰯(いわし)には、マイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシなど11種いる
 赤身の魚
 すぐに鮮度が落るので、「弱」という字が付けられたといわれる

 平安時代中期
 927年(皇紀1587)延長5年
 「延喜式」には、交易物として鰯のことが記されている

 現在、マイワシは、全漁獲量の3分の1を占めるといわれる

 2〜3月頃、九州西海域で生まれる
 日本海と太平洋沿岸を北上しながら成長し北海道にまで達する「上がりイワシ」
 秋になり水温が下がると南下する「下がりイワシ」

 旬は、脂が乗ってくる秋から冬にかけての「秋イワシ」
 ヒラゴイワシ(幼魚)は春が美味しい

 グルタミン酸・ヒスチジンなどのアミノ酸とイノシン酸や核酸などの含有量が高く、安価で栄養価の高い食品とされる


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