藤裏葉の苑(ふじのうらばのえん)は、伏見 深草の宝塔寺の門前にある源氏物語ゆかりの史跡
この地は、「源氏物語」第33帖「藤裏葉の巻」に記されている極楽寺の跡地でもある
小さな公園になっており藤棚もある
<「源氏物語」第33帖「藤裏葉の巻」>
藤原家の菩提寺とされる極楽寺が主な舞台となっており、
光源氏の息子 夕霧と、頭の中将の和解の舞台となる
夕霧は、従兄妹の雲居雁(くもいのかり)と相思相愛であったが、
雲居雁の父親である頭の中将が二人の中を阻んでいた
夕霧と雲居雁の祖母(葵上の母親)大宮が亡くなり、
桜舞う極楽寺において、頭の中将により、大宮の一周忌が行われ、藤原家一族が集まる
法要の後、夕霧は、頭の中将の屋敷の藤の宴に招かれ、雲居雁との婚姻が許された
大宮の三回忌法会も、極楽寺において行われた
<藤裏葉の苑>
宝塔寺の門前にあり、小さな公園になっている
自然石の石碑が置かれている
<夕霧と雲居雁の像>
台座には「極楽寺開創壱千百年記念」と彫られている
<極楽寺の伽藍石>
<藤棚>