十界曼荼羅(じっかいまんだら)は、曼荼羅における文字曼荼羅(法華曼荼羅)の一種
日蓮宗では本尊として祀られる
<曼荼羅>
仏教(特に密教)における世界観や、仏の悟りの境地などを、
仏像・シンボル・文字などを用いて視覚的・象徴的に表わした絵画など
<文字曼荼羅(法華曼荼羅)>
曼荼羅のうち、題目や諸尊を文字で書き表したもの
<十界曼荼羅>
文字曼荼羅の一つで、中央に「南無妙法蓮華経」の題目7文字を書き、
題目を囲んで十界の諸尊や十界の名称を書き、これによって「法華経」の真実を図示されたもの
文字だけでなく画像で表したものもある
日蓮によって創始される
日蓮宗の寺院では、十界曼荼羅を本尊として祀るところが多い
<本満寺>
「宗祖 日蓮聖人 真蹟 十界大曼荼羅 本尊」ニ幅を所蔵
<妙蓮寺>
日蓮聖人の自筆といわれる十界曼荼羅が本尊として祀られている
<涌泉寺>
日像上人の自筆の十界曼荼羅が本尊として祀られている