地図情報
妙蓮寺(みょうれんじ)は、西陣に立つ本門法華宗京都十六本山の一つの寺院
10月頃から翌年の4月頃まで御会式桜(おえしきざくら)が咲き続ける桜の名所
妙蓮寺椿、3月には木蓮、6月下旬からは蓮(ハス)、8月は芙蓉、酔芙蓉など花の名所
<奥書院及玄関之間障壁画(おくしょいんおよびげんかんのましょうへきが)38面(重要文化財)>
・紙本金地著色松桜図(一之間)襖貼付8面、天袋貼付4面
・紙本金地著色松桜図(二之間)襖貼付8面
・紙本金地著色松杉桜図(脇一之間)襖貼付6面
・紙本金地著色松桜図(玄関之間)襖貼付12面
桃山時代
長谷川等伯一派の濃彩の金碧画
豊臣秀吉の寄進といわれる
1963年(皇紀2623)昭和38年7月1日 重要文化財に指定される
附指定:紙本著色柳図(脇二之間)貼付4面
<十界曼荼羅>
本尊
日蓮の自筆といわれる
<四季の襖絵>
奥書院の四間に飾られている
現代絵画家 幸野楳渓の作
<始聞仏乗義(しもんぶつじょうぎ)1巻(重要文化財)>
1619年(皇紀2279)元和5年12月27日
元和五年十二月廿七日の奥書がある
本阿弥光悦の筆
1956年(皇紀2616)昭和31年6月28日 重要文化財に指定される
<立正安国論(りっしょうあんこくろん)1巻(重要文化財)>
1619年(皇紀2279)元和5年7月5日
元和五年七月五日の奥書がある
本阿弥光悦の写筆
1956年(皇紀2616)昭和31年6月28日 重要文化財に指定される
<伏見天皇宸翰法華経(ふしみてんのうしんかんほけきょう)8巻(重要文化財)>
沈金箱入
鎌倉時代
紙背に後深草天皇宸翰御消息百七十一枚がある
1939年(皇紀2599)昭和14年5月27日 重要文化財に指定される
<松尾社一切経(まつのおしゃいっさいきょう)3,545巻(重要文化財)>
3,545巻の巻子本の写経が、38合の経箱に収められていた
平安時代
1115年(皇紀1775)永久3年頃
松尾大社の神主 秦親任や秦氏一族によって発願され、松尾大社の別当寺において書写される
1138年(皇紀1798)保延4年頃
23年間かけて、秦親任の子 秦頼親のときに完成する
1854年(皇紀2514)嘉永7年3月
松尾大社の読経所が閉鎖する
1857年(皇紀2517)安政4年
妙蓮寺の篤信者によって妙蓮寺に寄進された
1993年(皇紀2653)平成5年8月
立正大学中尾尭氏の調査により、妙蓮寺の宝蔵でまとまって発見される
妙蓮寺で発見されるまでは、40数巻が現存していただけで、幻の経典とされていた
1997年(皇紀2657)平成9年6月30日 重要文化財に指定される
附指定:経箱 38合
(ヒノキ材で内側に黒漆が塗られている)
(1327年(皇紀1987)嘉暦2年の虫払の貼紙墨書や、
(1447年(皇紀2107)文安4年の修理銘などから、鎌倉時代後期の製作)