山本家住宅(やまもとけじゅうたく)仁風庵(じんぷうあん)は、
京都御所の西、小川通と中立売通の東北角にある和風住宅
アール・デコ風の洋風応接室、茶室などがある近代和風建築
4棟が国の登録有形文化財に登録されている
4棟が国の登録有形文化財に登録されている
「山本邸(仁風庵)」として京都市 景観重要建造物に
「山本家(仁風庵)」として京都を彩る建物や庭園認定されている
<山本家住宅正門及び塀(せいもんおよびへい)1棟(国の登録有形文化財)>
敷地南側の正面にある正門
正門は間口一間の木造で切妻造、桟瓦葺、両引格子戸、間口1.8m
袖壁を付け、正面東西に高塀を設ける
高塀は腰板上部を中塗仕上げとし、目板瓦葺、延長19m
高塀西端より主屋玄関まで庭塀を延ばす
1940年(皇紀2600)昭和15年頃の建立
2007年(皇紀2667)平成19年5月15日 国の登録有形文化財に登録される
<山本家住宅主屋(しゅおく)1棟(国の登録有形文化財)>
南西角地の敷地中央に建つ
木造2階建、桁行9間、梁間5間半、入母屋造,桟瓦葺、建築面積258m2
玄関を入ると右手(南東隅)に洋風応接室がある
左手には居間(旧老人室)と茶室がある
奥(北側)には中廊下がのびる
主庭に面した東側に絞り丸太の床柱を用いた12畳半の座敷など、和室3室を廊下で結ぶ
西側には台所、風呂などの水廻りがある
2階には客間と次の間、洋室などがある
洋風応接室では、天井照明や建具に装飾ガラスを用い、アール・デコ風の意匠も用いられている
真壁造の和風外観であるが、洋風応接室とその上部のテラス部分のみが洋風意匠となっている
1階2階ともに東側の庭に面して続き間座敷がある
1940年(皇紀2600)昭和15年頃の建立
経済統制が強まるなか、知人の木材業者を介して良材を入手することができたといわれる
2007年(皇紀2667)平成19年5月15日 国の登録有形文化財に登録される
<山本家住宅土蔵(どぞう)1棟(国の登録有形文化財)>
敷地北西隅に南北棟で建つ
桁行2間半、梁間2間、土蔵造2階建、切妻造、桟瓦葺、建築面積20m2
2階両妻側に庇付窓を開き、1階東平面に戸口を開く
掛子塗の扉内側と楣部は黒漆喰塗されており、外壁・鉢巻は漆喰塗、腰は縦板張
1940年(皇紀2600)昭和15年の建立
2007年(皇紀2667)平成19年5月15日 国の登録有形文化財に登録される
<山本家住宅勝手門及び塀(かってもんおよびへい)1棟(国の登録有形文化財)>
勝手門は敷地西面中央に建つ
木造、間口1間、腕木門の形式、引違格子戸がある
塀は、木造、瓦葺、延長28m
塀の両端に屋根付の塀を延ばし、北端にトイレがある
南側の塀は敷地南西角を周り、正門まで延び、基礎を切石とし、腰板付、目板瓦葺、欄間を付ける
1940年(皇紀2600)昭和15年頃の建立
2007年(皇紀2667)平成19年5月15日 国の登録有形文化財に登録される
<東庭(主庭園)>
広間から眺められる枯山水庭園
13代目 山本仁三郎が自ら庭石を収集しながら作庭されたといわれる
鞍馬石、貴船石、糸掛石、奥には大きな真黒石など、京都の銘石 加茂七石が用いられている
苗から育った桜、樹齢200年以上の梅の木がある
<南庭>
応接間、茶室から眺められる苔と紅葉の茶庭