滝沢馬琴(たきざわばきん)は、江戸時代後期の作家
「羇旅漫録」の一節において、
京で良いもの「女子、賀茂川の水、寺社」
京の悪いもの「吝嗇(りんしょく)、京料理、船便」を挙げ
特に京都の魚料理をけなし、京で味の良いものとして「麩(ふ)、京湯葉、芋、水菜、うどんぐらい」と言っている
ペンネームの「曲亭馬琴(きょくていばきん)」は、「くるわでまこと(廓で誠)」とも読め、
「遊廓で真面目に遊女に尽くしてしまう野暮な男」という意味もある
「滝沢馬琴(たきざわばきん)」の名前は、明治以降に称されるようになったといわれ、
本人自身は「滝沢馬琴」というペンネームは用いていない
<南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)>
<朝夷巡島記(あさひなじゅんとうき)>
<開巻驚奇侠客伝(かいかんきょうききょうかくでん)>
<近世説美少年録(きんせいせつびしょうねんろく)>
<三七全伝南柯夢(さんしちぜんでんなんかのゆめ)>
<俊寛僧都夢物語(しゅんかんそうずゆめものがたり)>
<新累解脱物語(しんかさねげだつものがたり)>
<椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)>
<松染情史秋七草(まつそめじょうしあきのななくさ)>