京竹工芸(きょうちくこうげい)

京竹工芸は、西山を中心に栽培・加工される京銘竹を素材にして、竹そのものの持ち味をそのまま生かした竹細工

茶道華道香道の道具類や花器、食器、家具調度品、照明器具、竹籠、竹垣、壁の下地など

京都市の伝統産業の一つ

地域ブランド
地域団体商標(京都竹工芸品協同組合)

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京竹工芸の経緯】



 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【京竹工芸の特徴】

 京都は、竹の産地として風土条件に恵まれ「竹の都」といわれる
 孟宗竹(もうそうちく)、真竹(まだけ)、破竹(はちく)など種類も豊富にある
 京都御所の清凉殿の呉竹(くれたけ)、河竹(かわたけ)

 京竹工芸では、京都西山や嵯峨野を中心に栽培・加工される京銘竹を用い、竹自身の持ち味がそのまま生かされる

 京銘竹は、滑沢で強く、弾力性にもすぐれて、乾湿にも歪みがこない特徴がある


 <京簾>
 高級品の「御簾(みす)」は京都だけで生産されている
 神社、寺院、高級旅館、高級料亭では、数百本の竹のヒゴを模様編みされ、縁には金襴、西陣織織地などで飾られる
 六角形の亀甲紋編(きっこうもんあみ)は機械化が困難で、すべて手編みされる


 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

【製造工程】

 西山を中心に栽培・加工される京銘竹は、滑沢で強く、弾力性にもすぐれて、乾湿にも歪みがこない特徴がある

 <京簾>
 原竹
 竹切り:一定の長さに切る
 外皮取り
 大割
 中割
 小割
 すがつくり:4・5本づつ糸でくくっていく
 先付け:先を細く削る
 ひご板通し
 編み
 仕上げ

 <籠編>
 原竹
 大割
 中割
 小割
 へぎ:竹の皮と身を分ける
 幅決め
 厚みそろえ
 面取り
 編組
 縁かがり
 仕上げ


【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第15回3級】

【京都検定 第19回3級】

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