舎人親王(とねりしんのう)(Toneri Sinnou)

飛鳥時代から奈良時代にかけての天武天皇の第六皇子

生年:676年(皇紀1336)白鳳5年
没年:735年(皇紀1395)天平7年11月14日
享年:60

父親:天武天皇
第六皇子
母親:妃 新田部皇女(にいたべこうじょ)(天智天皇の皇女)

別名:舎人皇子(とねりのみこ)
諡号:崇道尽敬皇帝(すどうじんきょうこうてい)

息子:七男 淳仁天皇(淡路廃帝)

官位:一品 知太政官事(ちだじょうかんじ)、贈太政大臣

お墓:不明

 舎人親王(とねりしんのう)は、飛鳥時代から奈良時代にかけての天武天皇の第六皇子

 持統天皇・文武天皇・元明天皇・元正天皇・聖武天皇に仕え、左大臣 長屋王よりも上の位の立場で皇親政治の中心的存在

 天武系の皇室の長老として褒賞された

 「日本書紀」編纂の責任者

【舎人親王の歴史・経緯】

【舎人親王】

 <勅撰正史「日本書紀」>
 巻30巻と系図1巻
 天武天皇の勅命により、舎人親王が責任者として編纂された


 <万葉集
 舎人親王の和歌が、3首収録されている

 「大夫(ますらを)や 片恋ひせむと嘆けども 鬼(しこ)の大夫 なほ恋ひにけり」 (万葉集巻2)

 「ぬば玉の 夜霧ぞ立てる 衣手の 高屋の上に たなびくまでに」 (万葉集巻9)

 「あしひきの 山に行きけむ 山人(やまびと)の 心も知らず 山人や誰(たれ)」(万葉集巻20)


 <知太政官事(ちだじょうかんじ)>
 奈良時代に大宝令によりおかれた令外官
 太政官を統轄する立場
 職掌や、令制官職・位階との相当関係や、左大臣・右大臣等などとの上下関連も不詳
 刑部親王・穂積親王・舎人親王・鈴鹿王など、断続的に存在した

【舎人親王ゆかりの地】

 <藤森神社
 東殿に祭神として天武天皇とともに祀られている
 学芸の祖、学問・打鞠の神さんとされる
 11月14日には、舎人親王祭が行われる


 <伏見稲荷大社
 藤尾社(ふじおしゃ)に、祭神として祀られている
 5月5日に例祭が行われる


 <神足神社
 祭神として祀られている

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