継体天皇(けいたいてんのう)

古墳時代の第26代天皇

生年:古事記:485年(皇紀1145)顕宗天皇元年、日本書紀:450年(皇紀1110)允恭天皇39年
崩御:古事記:527年(皇紀1197)継体天皇21年丁未4月9日、日本書紀:531年(皇紀1201)継体天皇25年2月7日

父親:彦主人王(ひこうしのおう)
母親:振媛(ふりひめ)(11代垂仁天皇7世孫)

諱:古事記:袁本杼命(をほどのみこと)
  日本書紀:男大迹王(をほどのおおきみ)

別名:日本書紀:彦太尊(ひこふとのみこと)
   筑後国風土記逸文:雄大迹天皇(をほどのすめらみこと)
   上宮記逸文:乎富等大公王(をほどのおおきみ)

即位:507年(皇紀1167)継体天皇元年2月4日
退位:531年(皇紀1201)継体天皇25年2月7日

皇居:河内国樟葉宮(くすばのみや)(大阪府枚方市)など

先代:武烈天皇
次代:安閑天皇

皇后:手白香皇女(24代仁賢天皇の皇女)(武烈天皇の妹)
皇子女:

陵墓:三嶋藍野陵(みしまあいのみささぎ)(大阪府茨木市)

 継体天皇(けいたいてんのう)は、古墳時代の第26代天皇

 第15代応神天皇の5世孫(曾孫の孫)

 先代 武烈天皇の近親に皇子がいなく崩御され、群臣達により、越前地方を治めていた男大迹王が即位することとなる

 朝鮮半島において、任那4県の割譲などが行われ、新羅・百済に侵攻されるなど、日本の勢力が衰えてきた

 九州北部で、磐井の乱が起こるなど、地方の政治権力が台頭してきた

【継体天皇の歴史・経緯】

【継体天皇】

 <百済の支援>
 百済から任那の四県の割譲を請われ、大伴金村の意見によって任那四県を百済に割譲したとされる

 百済が新羅や高句麗から攻められるたびに、倭国へ軍事支援が要請され、
近江毛野(おうみのけの)を派遣するなど応じている


 <石山開発の祖>
 福井県の笏谷石(しやくだにいし)産地の山石屋たちは、継体天皇を石山開発の祖とする
 継体天皇から、石材採掘免許状を賜ったと伝え、笏谷石の採掘権は明治維新まで独占したといわれる


 <皇后>
 皇后:手白香皇女(たしらかのひめみこ)(仁賢天皇の皇女)
 即位にあたり皇后とした
 皇子: 天国排開広庭尊(あめくにおしはらきひろにわのみこと)(欽明天皇

 <妃>
 目子媛(めのこひめ)(尾張連草香の娘)
 越前時代の妻
 皇子: 勾大兄皇子(まがりのおおえのみこ)(安閑天皇)
    檜隈高田皇子(ひのくまのたかたのみこ)(宣化天皇)


 <漢風諡号「継体天皇」>
 淡海三船により、代々の天皇とともに、熟語の「継体持統」から名付けられたといわれる


 <御陵(みささぎ)>
 三嶋藍野陵(みしまのあいののみささぎ)(大阪府茨木市太田3丁目)
 宮内庁上の形式:前方後円
 遺跡名:太田茶臼山古墳
 前方後円墳、墳丘長227m
 築造時期は5世紀中頃とされている

 <今城塚古墳>
 大阪府高槻市郡家新町
 前方後円墳、墳丘長190m
 築造時期は6世紀前半とされ、歴史学界では同古墳が継体天皇陵とするのが定説となっている
 1997年(皇紀2657)平成9年、発掘調査が行われる
 家型石棺の破片と見られる石片が3種類確認されている
 2011年(皇紀2671)平成23年4月1日
 高槻市教育委員会にて史跡公園として整備され、
 隣接する今城塚古代歴史館では、日本最大級の家型埴輪等が復元展示されている

【その他】

 <越前開闢の御祖神>
 母親 振姫の故郷である越前国高向(たかむく)(現在の福井県坂井市丸岡町高椋)に移り住み
統治していた越前地方は、かつて、湿原が広がり農耕や居住に適さない土地であった
 九頭竜川・足羽川・日野川の三大河川を造り、湿原の干拓をして大規模な治水を行い、実り豊かな土地とする
 港を開き、水運を発展させ、稲作、養蚕、採石、製紙などの産業を発達させた
 天皇即位のため越前を離れることになったとき、
足羽神社に、自らの御生霊を鎮めて、御子の馬来田皇女(うまくだのひめみこ)を斎主としたといわれる


 <「花筐」>
 即位のために上京するとき、寵愛の照日(シテ)に手紙と花篭を形見として贈った
 照日は、君を慕い、侍女とともに狂女の姿となって都へ追う
 紅葉見物の行幸の列の前に現われた照日は、帝の従者(ワキ)に篭を打ち落されて狂い、漢の武帝と李夫人の物語を舞う
 やがて帝は、以前照日に渡した花篭であると気づき、再び召されて都に連れ帰った
 後に二人の間の子が安閑天皇となる



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