島田神社(しまだじんじゃ)は、福知山市の西部、国道429号の南、畑中公会堂の南にある神社
皇室の御料地 豊富庄の総社とされていた
<本殿(ほんでん)1棟(重要文化財)>
三間社流造、正面軒唐破風付
本殿内陣は、三室に区画され間は板壁で仕切られており、三柱が各室に祀られている
身舎組物(もやくみもの)・頭貫木鼻(かしらぬききばな)・欄間・蟇股・手挾・花肘木・拳鼻など、
細部の意匠に他の戦国時代の神社建築との変化をもたせている
現在は覆屋に入れられている
1502年(皇紀2162)文亀2年の建立
内陣内の西妻内法貫(にしつまうちのりぬき)に墨書が残されている
1934年(皇紀2594)昭和9年
本殿を覆う覆屋が建てられる
1987年(皇紀2647)昭和62年6月3日 重要文化財に指定される
2006年(皇紀2666)平成18年から2009年(皇紀2669)平成21年春
3ヵ年に渡る解体復原事業が行われ、創建時の形式が復元される
附指定:宮殿 2基
両脇室に置かれている
一間
1506年(皇紀2166)永正3年の墨書がある
本殿床板の下が黒く煤けて、基壇上面から焼土壙の跡が見つかり、
中央部の焼土は特に大きな土壙となっており、
長年にわたって本殿床下で火を焚く行事が行われていたといわれる
中央部の左右にも同じく焼土壙があり、三柱の真下で火を焚く祭祀が行われていたといわれる