あぶり餅は、今宮神社(いまみやじんじゃ)の名物菓子
長さ20cmほどの細く割った二又の竹串に、親指大にちぎった餅を刺し、きな粉を付けて炭火であぶり、
溶いた白味噌のたれをつけて食べる
竹串は、今宮神社に奉納された斎串(いぐし)が用いられている
やすらい祭の風流花傘の下に入ると御利益があるといわれることにちなみ、あぶり餅を食べることで、
病気・厄除けの御利益があるといわれる
今宮神社の東門前参道に、向かい合わせに2軒のあぶり餅の茶店がある
微妙な餅の搗き方や、焼き具合、味噌たれの配合の方法などで、味わいは異なる
<一和(いちわ)>
東門前の参道の北側にある
創業:1000年(皇紀1660)長保2年
日本最古の和菓子屋といわれる
応仁の乱や飢饉のときには、庶民にあぶり餅を振舞ったとわれる
<かざりや>
東門前の参道の南側にある
創業:江戸時代
変らぬ素朴な秘伝の味は、一子相伝で代々女性により受け継がれている
水琴窟も置かれている