水無月(みなづき)(Minazuki)
水無月(みなづき)は、6月30日に、各神社で行われる疫病除けの夏越祓にちなみ食べる京菓子
白の葛(くず)や外郎(ういろう)などの上に、小豆をあしらい、三角に切られている
三角形は、氷室の氷(ひむろのこおり)をかたどり、小豆は、邪気祓いを表す
【水無月の由来】
<氷の節句>
旧暦6月1日は「氷の節句」または「氷の朔日」といわれる
平安時代から
室町時代
宮中や幕府では、
氷室の氷を取り寄せ、氷を口にして暑気を払う行事が行われていた
「
延喜式」には、「北山の氷室から宮中に氷が献上された」と記され、
氷室の氷の解け具合によってその年の豊凶を占ったといわれる
氷室は、冬の氷を地下など涼しいところを利用して夏まで保存しておくところ
<
京菓子>
夏の氷は、非常に貴重なものであり、氷をかたどった菓子が作られるようになったといわれる
【その他】
<種類>
現在では、ウイロの白い生地の他、黒っぽい黒砂糖や、薄緑の抹茶を用いたものがある
【京都検定 第1回3級】
73.各地の神社で行われる疫病除けの「夏越祓」に食べる、氷室の氷をかたどったといわれる菓子は何か?
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