京都市動物園(きょうとしどうぶつえん)(Zoo of Kyoto city)

所在地:京都市左京区岡崎法勝寺町(岡崎公園内)   名所地図情報名所

開園:1903年(皇紀2563)明治36年

広さ:約4万m2

飼育種:約175種類

 京都市動物園(きょうとしどうぶつえん)は、岡崎の地にある京都市立の動物園

 上野動物園に次ぐ歴史を持つ

 繁殖に力を入れており、日本初の繁殖事例が多くさんある

 里桜(サトザクラ)など、約210本の桜が植えられている桜の名所
 開園の翌年に、記念の苗木が植えられたもの

【京都市動物園の歴史・経緯】


【京都市動物園の主な施設】

 <もうじゅうワールド>
 ライオン、ジャガー、アムールトラ、ツシマヤマネコなどが飼育されている
 2012年(皇紀2672)平成24年4月の完成


 <京都の森>
 水辺の仲間:オオサンショウウオ、キンクロハジロ、ホシハジロ、イチモンジタナゴ
 里山の仲間:ムササビ、ホンドキツネ、アオバト、ハヤブサ、アオダイショウ、ニホンアナグマ、シロハラ、
        ホンドフクロウ、ホンシュウジカ
 深山の仲間:アカショウビン、クマタカ
 2015年(皇紀2675)平成27年9月の完成

 展示室
 京都の森の写真を背景に、天然記念物オオサンショウウオやイチモンジタナゴなど見れる

 野鳥舎
 野生動物救護センターで保護されて野生に戻れなかった鳥などが見れる

 大水禽舎
 桜の形をした池に、直径21mの円形ドーム型の金網が取り付けられている
 中央には池があり、京都で見られるカモなどが池を泳ぐ様子や水辺でくつろぐ様子が見られる
 マガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、コガモなどが見られる

 鳥類舎
 ハヤブサ・ホンドフクロウ・ベニジュケイが見られる

 小獣舎
 京都の森に生息しているニホンアナグマやムササビなどの小さな哺乳類が見られる

 シカ・カモシカ舎
 ホンシュウジカとオナガゴーラルが見られる

 アカショウビン舎
 寒い冬を乗り越えられるようにヒーターが取り付けられている

 エゾヒグマ舎
 リス・ムササビ舎
 クマタカ舎
 オオタカ舎

 棚田
 3段の棚田で、琵琶湖疏水の水を使っておコメが育てられている

 小川
 京都の森の奥から噴水池につながる水路で、琵琶湖疏水の水が流れている
 ゲンジボタルの定着が行われている


 <ゾウの森
 アジアゾウ、ブラジルバク、ケープハイラックスが飼育されている
 2015年(皇紀2675)平成27年7月の完成

 ゾウ舎
 ガラス越しに寝室内のゾウを観察できる

 ゾウグラウンドメス用プール
 ゾウ放飼場
 本来群れで生活するメスと単独で生活するオスの姿を再現するため、オスとメスで分かれている

 輸送箱
 ラオス人民民主共和国から寄贈された4頭の子ゾウを運搬するのに使った本物の輸送箱が設置されている

 堆肥化装置
 毎日出る大量のゾウの糞を発酵処理され肥料にされ、野菜や花を育てるのに使われている

 ブラジルバク舎
 2012年4月の完成

 ハイラックス放飼場
 起伏のある岩場が再現され、トンネルや砂場など変化に富んだ環境となっており、
 体温調節が苦手なハイラックスに配慮して床暖房が設置されている


 <サルワールド>
 ゴリラ・テナガザル・アカゲザル・チンパンジーなどが見られる

 ゴリラのおうち〜樹林のすみか〜
 ニシローランドゴリラが見られる
 ミストによる熱帯雨林環境・グラウンド・多目的室・給餌装置がある
 日本で唯一の3世代飼育に成功している
 2014年(皇紀2674)平成26年4月の完成

 類人猿舎
 サル舎


 <ふれあい広場おとぎの国>
 「いのちの尊さ、いのちのつながり」をテーマに動物に直接触ったり、餌をやったりできる施設
 ウサギ、ヤギ、ヒツジ、アヒル、テンジクネズミ、カメ、ニワトリ、ミニブタなどが飼育されている
 1955年(皇紀2615)昭和30年に開設
 2011年(皇紀2671)平成23年4月にリニューアルオープン

 ふれあいグラウンド
 ヤギ・ヒツジなどの家畜が放されている

 ふれあいルーム(全天候型)
 テンジクネズミ(モルモット)とウサギにふれあうことができる

 ペンギンプール
 水中を泳ぐフンボルトペンギンが見られる

 レッサーパンダ舎
 メタセコイヤの大木に登る様子が見られる

 ヤブイヌ舎
 2010年(皇紀2670)平成22年のリニューアル

 カメ池
 クサガメやイシガメなどが見られる

 アヒル・ニワトリケージ・オウム・フクロウケージ


 <アフリカの草原>
 アミメキリン、グレービーシマウマ、カバ、ミーアキャット、ベニイロフラミンゴ、コフラミンゴなどが飼育されている
 2013年(皇紀2673)平成25年4月の完成

 キリンウォール
 ガラス越しにキリンを間近で観察できる

 ミーアキャットのトンネル


 <ひかり・みず・みどりの熱帯動物館>
 ひかりのエリア、みずのエリア、みどりのエリアの3つのエリアで構成されている
 2013年(皇紀2673)平成25年4月の完成

 ひかりのエリア
 自然光が差し込む中央エリア
 カピバラ、フタユビナマケモノ、アカコンゴウインコ、ヒワコンゴウインコ、ムジイヒメシャクケイなどが見られる

 みずのエリア
 ニシアフリカコガタワニ、ニューギニアナガクビガメなどが見られる

 みどりのエリア
 陸上で生活する爬虫類・両生類などや、夜行性ゾーンもある
 インドオオコウモリ、ショウガラゴ、スローロリス、ヨツユビハリネズミ、ケニアスナボア、グリーンイグアナ、
インドホシガメ、ボールニシキヘビ、セイブシシバナヘビ、ヒガシアオジタトカゲ、ホウシャガメ、コモリガエル、シナロアミルクヘビ、
ミドリニシキヘビ、ボアコンストリクターなど


 <救護センタ>
 京都府委託事業として野生動物の治療が行われている

 <動物図書館>
  動物関係の約6,000冊の蔵書がある

 <動物資料室>
 54年の日本最長飼育記録があったキバタンの標本などがある

【京都市動物園での繁殖】

 <日本初の繁殖の成功事例>
 1910年(皇紀2570)明治43年2月 ライオン雌雄各2頭が誕生
 1933年(皇紀2593)昭和8年12月 カバ雌1頭が誕生
 1910年(皇紀2570)明治43年6月 トラ雌2頭・雄1頭が誕生
 1954年(皇紀2614)昭和29年10月 シシオザルが自然繁殖
 1962年(皇紀2622)昭和37年5月 シロテテナガザル雄1頭が誕生
 1966年(皇紀2626)昭和41年5月 シュバシコウの人工ふ化に成功
 1967年(皇紀2627)昭和42年4月 クロエリハクチョウ1羽がふ化
 1970年(皇紀2630)昭和45年10月 ニシゴリラ雄1頭が誕生
 1971年(皇紀2631)昭和46年6月 ベニイロフラミンゴのふ化・成育に成功
 1976年(皇紀2636)昭和51年7月 ヨーロッパバイソン雌1頭が誕生
 1976年(皇紀2636)昭和51年9月 フロリダキングヘビの人工繁殖に成功
 1981年(皇紀2641)昭和56年8月 オオミズナギドリ1羽人工ふ化育雛に成功
 1983年(皇紀2643)昭和58年6月 シセンレッサーパンダ「楽楽」が雌雄を出産
 1984年(皇紀2644)昭和59年3月 アカアシガメの人工繁殖に成功
 1988年(皇紀2648)昭和63年8月 コフラミンゴ雄1羽が誕生
 1990年(皇紀2650)平成2年6月 ムジヒメシャクケイの人工繁殖に成功
 1997年(皇紀2657)平成9年7月 コフラミンゴの人工ふ化に成功
 2011年(皇紀2671)平成23年1月 ヤブイヌの人工哺育に成功
 2011年(皇紀2671)平成23年12月 ニシローランドゴリラ雄1頭誕生(飼育下4代目は日本初)


 <哺乳類>
 ライオン・トラ・ニシローランドゴリラ(日本で唯一の3世代飼育にも成功)・シロテナガザル・ヨーロッパバイソン

 <鳥類>
 オオミズナギドリ・シュバシコウ・クロエリハクチョウ・ベニイロフラミンゴ・ムジヒメシャクケイ・コフラミンゴ

 <爬虫類>
 フロリダニシキヘビ・アカアシガメ

【京都市動物園へのアクセス】

 地下鉄 東西線 蹴上駅 徒歩約10分
 市バス 動物園前 下車すぐ


【京都検定 第10回3級】

【京都検定 第17回3級】

【京都検定 第12回2級】

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