財団法人 冷泉家時雨亭文庫
(れいぜいけしぐれていぶんこ)
(The Reizei Family) 京都通メンバ
所在地:京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町     名所地図情報名所

設立:1981年(皇紀2641)昭和56年

 財団法人 冷泉家時雨亭文庫(れいぜいけしぐれていぶんこ)は、
藤原定家の子孫、和歌の家 冷泉家(上冷泉家)に伝わる古写本・建築・年中行事などの文化遺産を保存し、
冷泉流古今伝授を継承することを目的として設立された団体


 冷泉家は、藤原定家の孫 冷泉為相を初代とする歌道の宗家

 「時雨亭文庫」の名前の由来は、藤原定家が百人一首を選んだといわれる京都小倉山の山荘「時雨亭」にちなむ

 冷泉家の住居は、今出川通烏丸京都御苑の北側にあり、
 現存する唯一の公家屋敷で重要文化財

 鎌倉時代初期の1201年(皇紀1861)建仁元年頃より守り抜いてきた蔵書の数々や、
宮廷文化の雅(みやび)など有形・無形の文化財が伝えられる

【冷泉家時雨亭文庫の歴史・経緯】

 冷泉家の歴史・経緯は、こちらのページ

【冷泉家時雨亭文庫】

 <冷泉家住宅(重要文化財)
 御文庫
 表門
 台所蔵
 座敷及び台所(1棟)
 附:土塀、庭塀、供待及び台所門、立蔀
 宅地:1,470.5m2
 現存する唯一の公家屋敷

【冷泉家時雨亭文庫の主な所蔵文化財】

 国宝が5件、重要文化財が48件が指定されている
 実点数としては数百点になる

 <古今和歌集1帖(国宝)
 1226年(皇紀1886)嘉禄2年
 藤原定家の書写
 附:後土御門天皇宸翰消息・後柏原天皇宸翰詠草・後奈良天皇宸翰消息1巻
 藤原定家は、10回以上「古今和歌集」を書写している

 <後撰和歌集 1帖(国宝)
 1234年(皇紀1894)天福2年
 藤原定家の書写

 <歌集 拾遺愚草 3帖(国宝)>
 藤原定家の自撰自筆本
 南北朝時代以前の歌人の自撰・自筆の歌集としては日本で唯一のもの
 附:草稿断簡1幅

 <古来風躰抄 2帖(国宝)
 藤原俊成の自筆本

 <明月記 58巻1幅 (国宝)
 附:補写本1巻、旧表紙(10枚)1巻
 藤原定家の18歳から74歳までの56年にわたる克明な自筆の日記
 漢文
 おうし座で超新星爆発(現在のかに星雲)が起こったことに関する記述があり、
理論上のものだった「超新星爆発」の初の実証例として認められた天文学上の重要な資料


 <紙本墨書 冷泉為広下向記(れいぜいためひろげこうき)5冊(重要文化財)>
 室町時代後期の歌人 冷泉為広の自筆本
 冷泉為広が、越後・能登・駿河など各地を訪れ、道中や滞在中の様子や時々の和歌などを記した自筆の記録
 2015年(皇紀2675)平成27年9月4日 重要文化財に指定される

【冷泉家時雨亭文庫へのアクセス】

 市バス 同志社前 徒歩すぐ
 市バス 烏丸今出川 徒歩すぐ
 地下鉄 今出川駅 徒歩約5分


【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第4回3級】

【京都検定 第5回3級】

【京都検定 第7回3級】

【京都検定 第8回3級】

【京都検定 第11回3級】

【京都検定 第12回3級】

【京都検定 第14回3級】

【京都検定 第16回3級】

【京都検定 第18回3級】

【京都検定 第23回3級】

【京都検定 第1回2級】

【京都検定 第5回2級】

【京都検定 第9回2級】

【京都検定 第12回2級】

【京都検定 第9回1級】

【京都検定 第10回1級】

【京都検定 第14回1級】

【京都検定 第21回1級】

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