冷泉家(れいぜいけ)は、京都の歌道家
藤原北家御子左家の藤原定家の孫である冷泉為相(藤原為家の四男)が創始した公家・華族
上冷泉家と下冷泉家があり、両家とも羽林家(うりんけ)の家格を持つ
「羽林家」は、鎌倉時代以降の公家の家格の一つで、摂家、清華家、大臣家の下で、名家の上の序列にあたる
明治時代には華族として、上冷泉が伯爵家、下冷泉が子爵家となる
<冷泉家住宅(重要文化財)>
御文庫
表門
台所蔵
座敷及び台所(1棟)
附:土塀、庭塀、供待及び台所門、立蔀
宅地:1,470.5m2
現存する唯一の公家屋敷
江戸時代の家領は300石
家臣に、雑掌として近藤家、中川家がいた
菩提寺は真如堂
<財団法人 冷泉家時雨亭文庫>
1981年(皇紀2641)昭和56年
冷泉家の住宅、国宝、重要文化財などの典籍、古文書などの所蔵品や、
冷泉家歌道と、その関連行事を継承保存するために設立される
平安時代からの貴重な行事を現在に伝えている
<賀茂曲水の宴>
上賀茂神社
4月第2日曜日
1182年(皇紀1842)寿永元年
神主重保(しげやす)により行われたことが由来
斎王代陪覧に従い、当代一流歌人によって和歌が詠まれ、冷泉家時雨亭文庫の方々により披講される
<乞巧奠>
七夕の節句に行われる、様々な芸事上達を願う行事
<月次(つきなみ)歌会>
<上善寺>
歴代の墓地がある