地図情報
立命館大学(りつめいかんだいがく)は、中京区西ノ京朱雀町に本部をおく私立大学
私塾立命館を創始した西園寺公望を学祖とし、秘書官であった亀岡市出身の中川小十郎によって
京都法政学校として創設された
衣笠・朱雀・草津キャンパスを中心として、13学部20研究科がある
<立命館憲章>
2006年(皇紀2666)平成18年7月21日に制定される
立命館は、西園寺公望を学祖とし、1900年、中川小十郎によって京都法政学校として創設された。
「立命」の名は、「孟子」の「尽心章句」に由来し、立命館は「学問を通じて、自らの人生を切り拓く修養の場」を意味する。
立命館は、建学の精神を「自由と清新」とし、第2次世界大戦後、戦争の痛苦の体験を踏まえて教学理念を「平和と民主主義」とした。
立命館は、時代と社会に真摯に向き合い、自主性を貫き、幾多の困難を乗り越えながら、
広く内外の協力と支援を得て私立総合学園への道を歩んできた。
立命館は、アジア太平洋地域に位置する日本の学園として、歴史を誠実に見つめ、
国際相互理解を通じた多文化共生の学園を確立する。
立命館は、教育・研究および文化・スポーツ活動を通じて信頼と連帯を育み、地域に根ざし、
国際社会に開かれた学園づくりを進める。
立命館は、学園運営にあたって、私立の学園であることの特性を活かし、
自主、民主、公正、公開、非暴力の原則を貫き、教職員と学生の参加、校友と父母の協力のもとに、
社会連携を強め、学園の発展に努める。
立命館は、人類の未来を切り拓くために、学問研究の自由に基づき普遍的な価値の創造と人類的諸課題の解明に邁進する。
その教育にあたっては、建学の精神と教学理念に基づき、「未来を信じ、未来に生きる」の精神をもって、
確かな学力の上に、豊かな個性を花開かせ、正義と倫理をもった地球市民として活躍できる人間の育成に努める。
立命館は、この憲章の本旨を踏まえ、教育・研究機関として世界と日本の平和的・民主的・持続的発展に貢献する。
<建学の精神>
西園寺公望の自由主義・国際主義の精神を、建学の精神「自由と清新」とする
<教学理念>
平和と民主主義
<名称の由来>
「立命」は、中国の古典「孟子」の盡心章(じんしんしょう)の一節にある「殀寿(ようじゅ)貳(たが)わず、
身を修めて以て之れを俟(ま)つは、命を立つる所以(ゆえん)なり」に由来する
「人間には、若死にする人もあれば、長生きする人もあるが、それはすべて天命で決められていることである。
だから生きている間はわが身の修養(勉強)に努めて天命を待つのが人間の本分を全うすることなのである」という考えがある
「立命館」は、人間がその本分をまっとうするための場所を意味するとされる
2005年(皇紀2665)平成17年7月
中国政府より孟子の石像が寄贈され、朱雀キャンパスに置かれている
<スクールカラー>
えんじ色
<呼称>
主に「立命」や「立命館」、「Rits(リッツ)」と称される
<衣笠キャンパス>
京都市北区等持院北町
<立命館朱雀キャンパス>
京都市中京区西ノ京朱雀町
<びわこ・くさつキャンパス>
滋賀県草津市野路東
13学部20研究科(2013年(皇紀2673)平成25年5月1日現在)
13学部
<法学部>
<経済学部>
<経営学部>
<産業社会学部>
<文学部>
<理工学部>
<国際関係学部>
<政策科学部>
<情報理工学部>
<映像学部>
<薬学部>
<生命科学部>
<スポーツ健康科学部>
20研究科
<法学研究科>
<経済学研究科>
<経営学研究科>
<社会学研究科>
<文学研究科>
<理工学研究科>
<国際関係研究科>
<政策科学研究科>
<応用人間科学研究科>
<言語教育情報研究科>
<テクノロジー・マネジメント研究科>
<公務研究科>
<スポーツ健康科学研究科>
<映像研究科>
<情報理工学研究科>
<生命科学研究科>
<理工学研究科(博士一貫制)>
<先端総合学術研究科(博士一貫制)>
<法務研究科(専門職学位課程)>
<経営管理研究科(専門職学位課程)>
<西園寺文庫>
西園寺家伝来の貴重な資料や、西園寺公望自身が収集した資料、約13千冊が所蔵されている
西園寺公望が、大学昇格条件を満たすために寄贈されたものを含み、
宮中儀式、有職故実関係、改元記録、和歌関係などの西園寺家伝来の貴重文書が含まれている
<「立命館草創の地」記念碑>
京都法政学校の仮学舎とされていた、東三本木通にあった料亭「清輝楼」の跡地には記念碑が建てられている
<大扁額「立命館」>
1905年(皇紀2565)明治38年
西園寺公望が自ら筆をとって立命館に寄贈したもの
「立命館」の3文字を大書し、75文字のゆかりが附記されている
1909年(明治42年)の火災で消失してしまったため現存しない
<大扁額「立命館」>
1918年(皇紀2578)大正7年
西園寺公望が、消失した大扁額の代わりとして新たに揮毫して寄贈したもの
<東寺長者補任(とうじちょうじゃぶにん)3巻(重要文化財)>
東寺の歴代の長者の任命次第とその僧歴を年別に記したもの
814年(皇紀1474)弘仁5年から1314年(皇紀1974)正和3年までのことが記されている
1976年(皇紀2636)昭和51年6月5日 重要文化財に指定される
<鑑真和上三異事(がんじんわじょうさんいじ)1巻(重要文化財)>
唐招提寺五世 豊安(ほうあん)が、831年(皇紀1491)天長8年6月に上奏した鑑真の行状記
在唐・渡海・来日後の3部とし、事蹟の概要が記されている
現存唯一の古鈔本である
1141年(皇紀1801)保延7年
保延七年二月廿日書写の奥書がある
1971年(皇紀2631)昭和46年6月22日 重要文化財に指定される
<虎関師錬墨蹟(こかんしれんぼくせき)1幅(重要文化財)>
字号「檀渓」
鎌倉時代後期の僧侶 虎関師錬(こかんしれん)が、東福寺33世 心凉(しんりょう)に与えた字号
1973年(皇紀2633)昭和48年6月6日 重要文化財に指定される
<紫紙金字法華経(ししきんじほけきょう)巻第一 1巻(重要文化財)>
京都国立博物館に寄託されている
1959年(皇紀2619)昭和34年6月27日 重要文化財に指定される
<法華経要文和歌懐紙(ほけきょうようもんわかかいし)1巻(重要文化財)>
光厳天皇宸翰など23首
両巻共に法華経要文和歌の懐紙をつないで各一巻としたもの
1977年(皇紀2637)昭和52年6月11日 重要文化財に指定される