田中神社(たなかじんじゃ)は、伏見稲荷大社の北東、京阪電車 鳥羽街道駅の東側、
伏見街道(本町通)に面してある神社
伏見稲荷大社の境外摂社
伏見稲荷大社の主祭神 稲荷大神の一柱が祀られ、五穀豊穣の神さんとして信仰されている
<鳥居>
<本殿>
1645年(皇紀2305)正保2年の棟札が残されている
1932年(皇紀2592)昭和7年
大修理が行われ、多くの部材が取り替えられた
蟇股や虹梁等は、彫刻絵様等からみて正保年間(1644年~1648年)の造営のものとされる
<幣殿>
本殿の前に接続されている
<拝所>
<石燈籠>
正保年間(1644年~1648年)の造営時の奉納
<手水鉢>
1700年(皇紀2360)元禄13年に寄進されたもの
<火焚祭> 11月11日
<「古今著聞集」巻五中「田刈る童との説話」>
平安時代の歌人 和泉式部と田を刈る子供との話
和泉式部しにびて稲荷へまいりけるに、田中明神の程にて時雨のしけるに、
いかがすべきと思けるに、田刈りける童の、あおといふ物をかりてきてまいりにけり。
つぎの日、式部はしのかたをみだしてゐたりけるに、
おほきやかなる童の、文もちてたゝずみければ、「あれはなにものぞ」といへば、
「此御ふみまいらせ候はん」といひて、さしをきたるを、ひろげてみれば、
「しぐれするいなりの山のもみぢ葉は青かりしより思ひそめてき」とかきたりけり。
式部あはれと思ひて、このわらはをよびて おくへといひてよびいれけるとなむ。
恋心を告白した歌
「時雨する 稲荷の山の 紅葉は 青かりしより 思ひ染めてき」
「あおといふ物」は、襖(あお)、雨具のこと
鎌倉時代中期の「十訓抄」「沙石集」にも記載されている