地図情報
仏国寺(ぶっこくじ)は、伏見城の東、墨染通の八科峠(やしなとうげ)付近の丘陵地にある寺院
<本堂>
本尊 釈迦三尊像、福聚毘沙門天像が祀られている
後水尾上皇宸筆の勅額「大円覚」がかけられている
1934年(皇紀2594)昭和9年
台風で倒壊し、その後、再建されている
<庫裏>
<納骨堂>
<鐘楼>
<経蔵>
<高泉和尚銅碑(こうせんおしょうどうひ)1基(重要文化財)>
高泉和尚(大円広慧国師)の墓石の隣にある
亀の台石 亀趺(きふ)に乗った銅碑
「諡号大円広慧国師碑銘」と篆額されている
高さ約2m
1706年(皇紀2366)宝永3年の建立
1918年(皇紀2578)大正7年4月8日 重要文化財に指定される
附指定:碑銘草本(近衛家煕筆)2幅
碑文は近衛家熈(このえいえひろ)の撰ならびに書
1706年(皇紀2366)宝永3年に撰した撰文(2240字)がある
<石碑「福聚毘沙門天」>
境内入口に立っている
福聚毘沙門天が本堂に祀られている
<墓地>
江戸時代前期の曹洞宗の僧 桃水雲渓(とうすいうんけい)のお墓
墓碑に「桃水和尚之墓」とある
無縫塔に「円寂雲渓水公老宿之塔」と刻まれている
<仏国寺に隣接する墓地>
小堀遠州のお墓がある
大徳寺塔頭 孤篷庵から分骨されたといわれる
<福聚毘沙門天立像>
本堂に祀られている毘沙門天
空海の作といわれる
高泉和尚が、お寺近くの小藪で仏像の頭部を発見し、
弟子たちと他の木片部分を拾い集め修復すると毘沙門天になったといわれる
<桃水和尚の木版>
江戸時代前期の曹洞宗の僧 桃水雲渓(とうすいうんけい)が、
晩年、大津で藁草履を売って生計を立てていた
崇敬する絵師が、阿弥陀如来像の大津絵を贈った
桃水和尚は、それを小屋の壁に掛け、消し炭で「せまけれど宿を貸すぞや阿弥陀殿 後世たのむと思召すなよ」と書いたといわれる