為因寺(いいんじ)
(IinJi) 京都通メンバ
所在地:京都市右京区梅ヶ畑奥殿町 
   卍地図情報卍

浄土宗知恩院派の末寺

山号:十方山

別称:為因庵(いいんあん)

本尊:阿弥陀如来

創建:1221年(皇紀1881)承久3年

開基:尼僧 禅恵(藤原光親の妻)

開山:尼僧 戒光(かいこう)(中御門宗行の後室)

中興の祖:実念

重要文化財:1基(宝篋印塔)

 為因寺(いいんじ)は、国道162号 周山街道沿いの梅ヶ畑の高台にある寺院

 京都市立高雄小学校を北に進み、脇道に入ったところにある

【歴史・経緯】

【伽藍】

 <本堂>
 扁額「為因寺」がかかっている

 <宝篋印塔(ほうきょういんとう)1基(重要文化財)>
 山門を入って右手に安置されている
 塔身正面に「阿難塔」、背面に「文永二年己丑八月八日建之」と刻まれている
 三段の基礎、塔身が長大、笠石の隅飾が大きい
 覆鉢と九輪上部が欠けている
 笠石の隅飾り突起の形式
 花崗岩、高さ210cm
 1265年(皇紀1925)文永2年8月8日
 文永二年乙丑八月八日造立の刻銘がある
 釈迦に女性の出家を認めさせた阿難陀の供養塔として尼寺であった善妙寺(高山寺別院)に建てられたもの
 同式の遺品が、高山寺に2基ある
 日本に現存する宝篋印塔の中でも古いもの
 明治新政府の廃仏毀釈の悪政による破壊を避けるため善妙寺境内(現在の高雄小学校)に埋められた
 高雄小学校の建設工事に伴い、土中より阿難塔が発見され、為因寺に遷された
 1955年(皇紀2615)昭和30年2月2日 重要文化財に指定される

【アクセス】

 市バス 高雄小学校前 徒歩数分

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