地図情報
慰称寺(いしょうじ)は、高雄、周山街道(国道162号)の御経坂峠付近から谷に下りたところにある寺院
梅ヶ畑11号の細い道の杉の大木付近に参道登り口がある
筑後 善導寺の開山の慰樵上人・中国浄土宗の第三祖とされる善導・法然上人ゆかりの地
<石標「国宝 子安延命地蔵尊」>
<本堂>
<地蔵堂>
地蔵菩薩が祀られている
中島地蔵堂、中島の光堂、梅ヶ畑地蔵堂などと称される
周山街道の御所ノ口のバス停付近の集会所の裏手にある
<石仏群>
<木造 地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)1躯(重要文化財)>
地蔵堂に祀られている地蔵菩薩
「子安延命地蔵」と称される
平安時代の作
広隆寺の地蔵菩薩(埋木地蔵)(重要文化財)の模刻といわれる
着物の右肩の片袖を脱いでおり、日本にはこの2躯しかないといわれる
右手は下げた与願印を結び、左手は宝珠を載せている
像高91cm、一木彫
1935年(皇紀2595)昭和10年4月30日 重要文化財に指定される
<絹本著色 法然上人像>
室町時代
法然上人が、布教の帰路に、この村に訪れたとき自ら描き与えた自画像といわれる
藁草履(足長)を履いている立像で、「足長の御影」と称される
<善導像>
中国浄土宗の第三祖とされる善導の像
<慰称寺創始の故事>
安土桃山時代
天正年間(1573年~1592年)
筑後 善導寺の開山の慰樵上人が、阿弥陀如来の霊像を求めていたとき、
中国 唐時代の浄土宗の僧 善導の像を見つけ手に入れる
慰樵上人の夢に善導が現れ「梅畠に連れて行って欲しい」と夢告を受け、3晩続いた
奇異を感じた慰樵上人は、山城国高尾に「梅畠」の地があることが分かり、
慰樵上人は、善導像を背負って行脚しながらこの地に辿り着く
奇遇にも、この村に、法然上人の自画像が残されていることを知り、
法然上人は善導の「観経疏」により、称名念仏による専修念仏を説いたと聞く
慰樵上人は、村の皆を招いて、法然上人像と善導像を祀れば、その功徳無量で、この村は安寧になると説く
村民たちは、慰樵上人に帰依して慰樵庵を建立して法然上人像と善導像を祀ったといわれる