華厳寺(けごんじ)は、西京区の松尾の南、延朗寺山の中腹にある寺院
住職が鈴虫の声に開眼され、一年中、鈴虫が鳴いていることで「鈴虫寺(すずむしでら)」と称せられる
かつての最福寺の旧地に造営された
<本堂>
扁額「華厳寺」は、隠元の筆
鳳潭筆という聯が掲げられている
瓦は、鎌倉時代の西福寺の遺構といわれている
本尊 大日如来坐像は、平安時代の作
鎌倉時代の宝冠釈迦如来像、鳳潭上人坐像も安置されている
1912年(皇紀2572)大正元年、現在の本堂が再建される
<庭園「七仏の庭」>
釈迦が生まれるまでの過去仏を7つの石で表されている
三角・四角・黒竹・黄竹など様々な種類の竹が集められている
紅葉の名所でもある
<幸福地蔵>
山門前におられる
草鞋(わらじ)を履いている
お地蔵さんは願をかけた人のところへ出向き、一つだけ願い事をかなえてくれるといわれる
<鎮守社 白龍大明神>
<万虫供養塚>
秋の彼岸に、虫供養が行われる
<お墓>
庫裡背後に墓地がある
開山 鳳潭のお墓がある
<谷ヶ堂>
華厳寺の東方にある小堂
旧地の最福寺の遺構
<法話堂 百花軒>
西芳寺川の華厳寺橋を渡って本山へ向かうまでの左側にある
<万虫供養>
秋の彼岸
<千羽鶴と草鞋のお焚き上げ供養>
12月23日
<納めの地蔵・大根焚き>
12月23日・24日
一年のお地蔵さまへの感謝と翌年の無病息災を願う
炊いた大根が奉仕される
<茶菓子「寿々むし(すずむし)>
落雁の中に、胡麻状の紫蘇の葉が入っている
<最福寺>
華厳寺は、最福寺の旧地に造営された
現在は、谷ヶ堂が残されている