金胎寺(こんたいじ)
(KontaiJi) 京都通メンバ
所在地:相楽郡和束町原山鷲峰山 
   卍地図情報卍

真言宗醍醐派の寺院

山号:鷲峰山(じゅうぶさん)

本尊:弥勒菩薩

創始:675年(皇紀1335)天武天皇4年9月

開山:役小角(役行者)

重要文化財:建造物2基(多宝塔・宝篋印塔)、美術工芸品1件(考古資料)
国の史跡(金胎寺境内)
歴史的自然環境保全地区(金胎寺境内)

 金胎寺(こんたいじ)は、相楽郡和束町の最北部、霊山とされる鷲峰山(じゅぶざん)の南側の山腹にある

 鷲峰山(標高682m)は、南山城地方の最高峰で、大和の大峰山とともに二大霊峰の一つとされ、
山岳宗教の拠点として栄えた
 大和の大峯山に対し「北大峯」と称された

【金胎寺の歴史・経緯】

【金胎寺の伽藍】

 江戸時代
 境内は、東西30町、南北19町半の広さがあり、西塔・東塔に分かれた山内に数多くの堂塔があった

 明治新政府の廃仏毀釈の悪政により、広さは3町弱になってしまい
 鷲峰山(標高685m)山頂付近一帯が境内になっている

 1934年(皇紀2594)昭和9年3月13日
 金胎寺境内が、国の史跡に指定される


 <表参道>
 和束町原山口からの金胎寺参道が表参道とされる

 北側の宇治田原町側からも、東海自然歩道など複数の登山道がある

 境内東側には、行場めぐりのルートがある


 <山門>

 <本堂(弥勒殿)>
 江戸時代の再建

 <多宝塔(たほうとう)1基(重要文化財)>
 三間多宝塔、こけら葺
 1298年(皇紀1958)永仁6年の建立
 屋根の上の伏鉢に銘がある  1490年(皇紀2150)延徳2年 修理されている
 1681年(皇紀2341)天和元年 修理されている
 1899年(皇紀2559)明治32年4月5日 重要文化財に指定される

 <石造 宝篋印塔(ほうきょういんとう)1基(重要文化財)>
 鷲峰山山頂付近に立つ
 1300年(皇紀1960)正安2年の建立
 「正安二年願主」の刻銘がある
 1952年(皇紀2612)昭和27年11月22日 重要文化財に指定される

 奈良時代の越智泰澄法師が、麓まで托鉢を飛ばして食料を得たという「空鉢の峰(くはちのみね)」伝承の舞台


 <福寿弁財天堂>
 江戸時代の建立

 <大師堂>
 1973年(皇紀2633)昭和48年の再建

 <厄除け行者堂>
 江戸時代の建立

【金胎寺の寺宝】

 <銭弘俶八万四千塔(せんこうしゅくはちまんよんせんとう)1基(重要文化財)>
 中国 五代時代の考古資料
 仁字アリ舎利塔ノ補作アリ
 1911年(皇紀2571)明治44年4月17日 重要文化財に指定される

【金胎寺へのアクセス】

 京都京阪バス 維中前(いちゅうまえ) 徒歩約120分

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