林家住宅(はやしけじゅうたく)は、北野 上七軒にある林家の住宅
御前通を今出川通から上がって一筋目を東に入ったところにある
上七軒で最初ともいわれるお茶屋「二見屋」を前身とする京町家
2階座敷の吉原格子や、書院造の表座敷、離れの茶室、中庭などが残されている
花街上七軒のお茶屋と町家の伝統を歴史的意匠により継承する重要な建造物とされる
上七軒で最初ともいわれるお茶屋「二見屋」を前身とする京町家
花街上七軒のお茶屋と京町家の伝統を歴史的意匠により継承する重要な建造物とされる
間口4間半の主屋、奥には離れが建つ
外観・内部ともに花街の面影を残す貴重な建物とされる
<林家住宅主屋(はやしけじゅうたくしゅおく)1棟(登録有形文化財)>
お茶屋建築の特色ある平面構成
木造2階建、瓦葺、建築面積104m2
間口4間、奥行約5間半、切妻造平入、総2階建
主屋1階は、通り土間に沿って2列4室がある
正面中央の3畳間から土間や居室部を経ずに離れと結ぶ
2階は、4畳半の板間、表側に10畳と8畳、奥には4畳半の座敷がある
板間は、芸妓・舞妓が舞う踊りの舞台も兼ねて、表裏の座敷から踊りを鑑賞した
座敷は、それぞれ松と鶴を主題に意匠を整えている
10畳間は、長押や角材の床柱を用いるなど書院造の意匠
4畳半間は、床廻りに変木(へんぼく)や竹を用いる数寄屋造
1902年(皇紀2562)明治35年 建立
施主 小辻喜三郎、大工棟梁 小泉佐治兵衛の棟札が残る
2016年(皇紀2676)平成28年8月1日 登録有形文化財に登録される
<林家住宅離れ(はやしけじゅうたくはなれ)1棟(登録有形文化財)>
主屋の背面に渡廊下を介して建つ
木造一部土蔵造平屋建、瓦葺、建築面積55m2
客用の6畳間と茶室、土蔵風の物置・納戸部分からなる
居室部分は6畳座敷と4畳半茶室が雁行している
それぞれ、主屋との間の庭を眺めることができる
茶室は、天井の中心から放射状に垂木を渡す網代(あじろ)を用いた傘天井など数寄屋風となっている
離れの前面には6畳間から茶室に向かう動線に飛石を配し露地風の庭がある
納戸部分は土蔵造
1902年(皇紀2562)明治35年頃の建立
2016年(皇紀2676)平成28年8月1日 登録有形文化財に登録される