始業式(しぎょうしき)(ShigyouShiki)

始業式(しぎょうしき)は、花街における仕事始め

日程:1月7日(上七軒は9日)

 芸子・舞妓さんは、第一正装の黒紋付に、正月の縁起物の本物の稲穂の簪(かんざし)(髪飾り)をつけ
 「おめでとうさんどす」「今年もよろしゅうおたのもうします」となどと関係者とあいさつ交わし、
 「芸妓・舞妓さんの誓い」の一同斉唱などで、その年の精進を誓う

五花街の始業式】

 <祇園甲部
 八坂女紅場学園
 「芸妓・舞妓さんの誓い」の一同斉唱
 売上の優秀な芸妓・舞妓さん、お茶屋の表彰が行われる
 最後は、京舞井上流家元の祝いの地唄「倭文(やまとぶみ)」の舞でしめくくられる

 <宮川町> 東山女子学園
 <祇園東> お茶屋組合の二階
 <先斗町> 先斗町歌舞練場

 <上七軒
 1月9日に上七軒歌舞練場で行われる

【その他】

 <稲穂の簪(かんざし)
 芸子・舞妓さんは、各月ごとに決まった花かんざしをつける
 元旦・始業式には、鳩がとまった本物の稲穂の簪をつける
 芸妓は左に、舞妓さんは右にさすのが習わしといわれる

 最初は、簪の鳩に眼が入っていない
 自分で片方の眼を描いて、もう片方を好意を抱いた人に入れて貰うと、想いが叶うといわる

 <黒紋付
 第一正装
 黒紋付きは、始業式と八朔の日の年に2回しか着ない


【京都検定 第1回3級】

38.花街について、次のことは正しいかどうか?
(ウ)新年を迎えて芸舞妓が一堂に会して精進を誓う行事を「事始め」という

【京都検定 第4回3級】

【京都検定 第4回2級】

【京都検定 第12回2級】

【京都検定 第3回1級】

【京都検定 第7回1級】

【京都検定 第8回1級】

【京都検定 第10回1級】

【京都検定 第21回1級】


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