念珠玉(ねんじゅたま)

珠数の主玉(おもだま)などに使われる玉

宗派・僧侶・在家などの違いにより、玉数などに伝統的な決まりがある

京都市の伝統産業の一つ

珠数も、独立した京都市の伝統産業の一つ

地域ブランド
地域団体商標「京念珠」(2007年(皇紀2667)平成19年4月6日)(京都珠数卸商業組合)

 (写真は京都伝統産業ミュージアムにて撮影)

 念珠玉(ねんじゅたま)は、珠数の主玉(おもだま)などに使われる玉

 素材には、香木や天然木などの木製素材や、天然石・象牙・珊瑚・真珠などがある

 念珠の玉一つ一つに意味がある

【念珠玉の種類】

 <香木>
 伽羅(きゃら)・沈香(じんこう)・白檀(びゃくだん)
 一枚の板から木取りし、丁寧にくり抜いた玉を、一粒ずつ磨いて自然のつやを出す

 <天然木>
 菩提樹の木の実・梅の木、紫檀、黒檀、鉄刀木、栴檀、桑、檳榔樹 など
 一枚の板から木取りし、丁寧にくり抜いた玉を、一粒ずつ磨いて自然のつやを出す

 <天然石>
 翡翠・水晶・瑪瑙・虎目石・カルセドニ・ラピス、トルコ石など

 <その他>
 珊瑚・琥珀・象牙・真珠・貝・海松・ガラス・合成樹脂 など

【念珠玉のゆかり】

 <知恩院
 旧築地上に、天然記念物のムクロジが生育している
 果皮が洗濯に、種子が念珠玉に用いられるなど利用価値も高いもの


 <水精念珠(重要文化財)>
 平安時代のもの
 東寺の所蔵

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