細雪(ささめゆき)

名称:細雪(ささめゆき)

著者:谷崎潤一郎

時期:1942年(皇紀2602)昭和17年

タイプ:長編小説

毎日出版文化賞・朝日文化賞

 「細雪(ささめゆき)」は、谷崎潤一郎の長編小説

 谷崎夫人の松子と、義姉・義妹たち四姉妹の阪神地方での生活を題材にした大作

 谷崎潤一郎自身は東京出身だが、全編の会話が大阪弁で書かれている

【細雪の経緯】


【細雪のあらすじ】

 大阪船場で、古い暖簾を誇る蒔岡家の四人姉妹「鶴子・幸子・雪子・妙子」の繰り広げる物語

 二女の幸子が、谷崎夫人の松子をモデルとされている

 美人だが縁がなく、三十路に入っても嫁げない三女の雪子の見合いに、姉の幸子夫婦が奔走している
 四女の妙子は、始終恋愛事件をおこして姉達を手こずらせている
 二女の幸子は結婚し、芦屋市の蒔岡家の分家で傍観者的な立場で過ごしている

【細雪のゆかりの地】

 彼女たちは、毎年、桜見は京都と決めていて、コースも決まっている
 午後から出かけ、南禅寺の瓢亭で早めの夕食をして、都をどりを見物して、祇園円山公園の夜桜を眺める
 翌日は嵐山などを散策して、午後には、平安神宮の神苑の桜を見物する

 <平安神宮
 「神門を這入って大極殿を正面に見、西の廻廓から神苑に第一歩を踏み入れた所にある数株の紅枝垂桜・・・
 …海外にまでその美を謳われているという名木の桜が、今年はどんな風であろうか、もうおそくはないであろうか、
 今年も同じような思いで門をくぐった彼女達、忽ち夕空にひろがっている紅の雲を仰ぎ見ると皆が一様に
 「あー」と感嘆の声を放った。」
 「この一瞬の喜びこそ去年の春が暮れて以来一年にわたって待ちつづけていたものなのである。」
 「平安神宮の神苑の桜花が洛中で最も美しく、最も見事な花である。 円山公園の枝垂桜が既に老い、年々色褪せて行く今では、
まことに此処の花を措いて京洛の春を代表するものはない」

【その他】

 <眞乗院
 南禅寺塔頭 眞乗院の茶室を書斎にして完成された

 <倚松庵>
 「細雪」の舞台となった神戸市東灘区の谷崎家の旧邸
 1990年(皇紀2650)平成2年
 NPO法人「谷崎文学友の会」と地元住民によって旧邸は保存運動が行われ、六甲ライナー建設にともなう移築保存が行われた


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