<木行>
 樹木のように、よく伸び、真っ直ぐやよく曲がるような事物を表す
 生命の始まり、一日の始まりの朝、東、春、青の象徴
 <火行>
 火のような灼熱、上昇する性質を表す
 太陽が輝く南、夏、赤の象徴
 <土行>
 植物の芽が地中から発芽するように、万物を育成・保護する性質を表す
 生活の中心、季節や方位の中心、節の変わり目、中国の土地の黄色の象徴
 <金行>
 土中に光り煇く金属・鉱物のように、堅固・確実な性質を表す
 秋の象徴
 <水行>
 泉から涌き出て流れる水、命の泉、下向きの流れ、冷たい性質を表す
 冬の象徴
 それぞれ、木・火・土・金・水の順に記載
 <五時> 春  夏  土用  秋  冬
    (12の月にあてはめたとき、各季節の最後の月が「土」となる)
 <十干> 甲・乙  丙・丁  戊・己  庚・辛  壬・癸
 <十二支> 寅・卯・辰  巳・午・未  戌・丑・辰・未  申・酉・戌  亥・子・丑
    (「土」の干支は、12の月にあてはめたときに重複して登場する)
 <旧暦> 1・2月  4・5月  3・6・9・12月  7・8月  10・11月
 <五節句> 人日  上巳  端午  七夕  重陽
 <五方> 東  南  中央  西  北
 <五神> 青龍  朱雀  黄龍(黄麟)  白虎  玄武
 <五色> 青  紅  黄  白  黒
 <五臓> 肝臓  心臓  脾臓  肺臓  腎臓
 <五情> 喜  楽  怨  怒  哀
 <五感> 視  聴  嗅  味  触
 <五味> 酸  苦  甘  辛  鹹
 木・火・土・金・水の順に、前者が後者を生み出すことで循環するとされる
 
 木→火→土→金→水→木の順に巡って行けば、何事もうまく事が運ぶと考えられた
 <木生火(もくしょうか)>
 木をこすり合わせることで火が生じる
 <火生土(かしょうど)>
 火が燃えることで灰(土)が生じる
 <土生金(どしょうごん)>
 土が集まり固まり金属となっていく
 <金生水(ごんしょうすい)>
 金属の表面に水滴が生じる
 <水生木(すいしょうもく)>
 水を吸収することによって木が成長する
 木・土・水・火・金の順に、前者が後者に打ち勝つことで循環するとされる
 <木剋土(もっこくど)>
 木は土に根を張り土から栄養分を吸い取って成長する
 <土剋水(どこくすい)>
 土は水を吸い取り、常に流れようとする水をせき止める
 <水剋火(すいこくか)>
 水は火を消してしまう
 <火剋金(かこくごん)>
 火はその金属を溶かしてしまう
 <金剋木(ごんこくもく)>
 斧やノコギリ(金属)は、木を切り倒すことができる