山科川(やましながわ)(Yamashina Gawa)

流域:京都市伏見区・山科区

長さ:約15km

源流:伏見区醍醐陀羅谷の千頭岳(せんずだけ)   地図情報
河口:宇治川
水系:宇治川水系

旧称:櫃川(ひつかわ)

 山科川(やましながわ)は、山科盆地を貫流し、宇治川に流れ込む川

 京都市の川のほとんどが桂川水系だが、唯一の宇治川の支流

 櫃川(ひつかわ)とも称され、平安時代の和歌にも詠まれ、 歌枕にもなっていた

【山科川の主な名所】

 <櫃川橋跡(ひつかわばしあと)>
 (伏見区桃山町西尾)  地図情報

 旧大和街道の櫃川に架かる重要な木橋

 現在は、旧道も住宅・田畑に埋没してしまい、六地蔵橋が架かっている付近といわれる

【山科川の主な流域沿い】

 <音羽の滝(山科音羽川)>
 <聴呪の滝(山科音羽川)>

 <砂防堰堤(さぼうえんてい)(山科音羽川)>
 平野部に出る直前

 <四ノ宮川>
 東野駅を超えたところで合流
 合流点一帯は、親水施設が多くある

 <安祥寺川(あんじょうじがわ)>
 東野駅を超えたところで合流し、川幅が広がる

 <万千代川>
 <柳戸川>
 <石田下水処理場>
 伏見区石田地区に入ると、川幅がさらに広がる

 <櫃川橋跡>
 六地蔵駅前を通り過ぎると、コンクリート護岸の直線的な川になる

 <木幡池>
 木幡池からの水が入り、西向きに流れた後、宇治川に合流する

【主な歌】

 平安時代の和歌にも詠まれ、歌枕にもなっていた

 「都いでて伏見を超ゆる明方はまづうちわたすひつ河の橋」
 新勅和歌集 藤原俊成

 「ねぶれ共袖ひつ川のうつ巻に恋しき人の影無かりけり」
 古今六帖 詠み人不詳

 「ひつかはの岸に匂へるかば桜ちるこそ花のとぢめなりけれ」
 夫木抄 衣笠内大臣

 「日暮れなば岡の屋にこそ臥し見なめ 明けて渡らん櫃河の橋」
 梁塵秘抄 詠み人不詳

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