三栖閘門(みすのこうもん)は、宇治川と濠川との合流点に設けられている閘門
宇治川と濠川との水位の違いをパナマ運河と同じ仕組で解消し、船の通行ができるようにした設備
現在は、船の運行はなくなり役目を終え、三栖閘門資料館が開設されている
伏見港は、港湾機能を喪失したが、法制上は現在も地方港湾としての港格が残っている
三栖閘門は、治水施設としても兼ねられており、現在も堤防として重要な働きをしている
閘門は、宇治川と濠川との合流部に2つある
閘門延長:83m、閘室長73m
閘門幅員:扉室8m、閘室11m
電動チェーン式巻上機
<三栖閘門資料館>
国土交通省が、役割を終えた三栖閘門とその周辺を活用するために
「地域の歴史文化の継承と淀川が誇る歴史遺産の保全をめざす」ことを基本理念とした
「三栖閘門維持管理計画」に基づいて開設する
旧操作室を資料館として整備し、閘門の補修を行い、憩いの水辺として整備される
資料館では、閘門の歴史、宇治川・宇治川派流(濠川)・高瀬川の水運事情なども紹介されている