宝林寺(ほうりんじ)
(HourinJi) 京都通メンバ
所在地:亀岡市宮前町神前狭間 
   卍地図情報卍

臨済宗大徳寺派の寺院

山号:曹渓山
別記:寶林寺

本尊:釈迦如来

創建:寛文年間(1661年〜1673年)

開山:春嶺紹温(大徳寺204世)

重要文化財:建造物1棟(九重塔)、仏像3躯

 宝林寺(ほうりんじ)は、亀岡市の西部の宮前町にある臨済宗大徳寺の末寺

 廃寺になった近くの宝釈寺が所蔵していた三如来像(重要文化財)と九重石塔(重要文化財)が所蔵されている

【宝林寺の歴史・経緯】

【宝林寺の伽藍】

 <山門>
 <本堂>

 <石庭>

 <石造 九重塔(きゅうじゅうのとう)1基(重要文化財)>
 収蔵庫の横の石庭にある
 花崗岩製、層塔、高さ406cm
 一番下の合石に、四仏坐像が刻まれている
 1292年(皇紀1952)正応5年3月16日
 正応五年壬辰三月十六日の刻銘がある
 廃寺になった近くの宝釈寺の所蔵だったもの
 1924年(皇紀2584)大正13年4月15日 重要文化財に指定される

 <五輪塔>
 収蔵庫横に立っている

 <収蔵庫>
 重要文化財である三如来像などが安置されている

【宝林寺の寺宝】

 三如来像(重要文化財)や九重石塔(重要文化財)は、廃寺になった近くの宝釈寺が所蔵されていたもの

 <木造 阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)1躯(重要文化財)>
 平安時代阿弥陀如来
 寄木造、金箔押、像高130cm
 収蔵庫に安置されている
 廃寺になった近くの宝釈寺の所蔵だったもの
 1917年(皇紀2577)大正6年4月5日 重要文化財に指定される

 <木造 釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)1躯(重要文化財)>
 平安時代釈迦如来
 寄木造、金箔押、像高140cm
 収蔵庫に安置されている
 廃寺になった近くの宝釈寺の所蔵だったもの
 1917年(皇紀2577)大正6年4月5日 重要文化財に指定される

 <木造 薬師如来坐像(やくしにょらいざぞう)1躯(重要文化財)>
 平安時代薬師如来
 寄木造、金箔押、像高121cm
 収蔵庫に安置されている
 廃寺になった近くの宝釈寺の所蔵だったもの
 1917年(皇紀2577)大正6年4月5日 重要文化財に指定される

【その他】

 <廃寺 宝釈寺>
 宝林寺から西に300mほどのところにあった寺院
 安土桃山時代の天正年間(1573年〜1592年)
 織田信長の命による明智光秀丹波平定の兵火により焼失、その後、廃寺になる
 所蔵されていた三如来像と九重石塔は保存され、その後、宝林寺に移された

【宝林寺へのアクセス】

 JR山陰本線(嵯峨野線) 千代川駅から亀岡市ふるさとバスで 神前を下車すぐ
 千代川駅から徒歩約50分
 八木駅から3.1km 徒歩約60分

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