衡梅院(こうばいいん)(KoubaiIn) 京都通メンバ
所在地:京都市右京区花園妙心寺町   卍地図情報卍

臨済宗大本山 妙心寺塔頭
霊雲派

創建:1480年(皇紀2140)文明12年

開基:室町幕府管領 細川政元(ほそかわ まさもと)

開祖:妙心寺中興六祖 妙心寺第9世 雪江宗深(せっこうそうしん)

中興の祖:天秀得全(てんしゅうとくぜん)

六祖道場の一つ

 衡梅院(こうばいいん)は、JR嵯峨野線 花園駅の北にある臨済宗 大本山 妙心寺霊雲派の塔頭

 妙心寺境内の南東部、玉鳳院から下ったところ、蓮池の西向かいにある

 妙心寺中興六祖 妙心寺第9世 雪江宗深(せっこうそうしん)を開祖とする、六祖道場の一つ

【衡梅院の歴史・経緯】




【衡梅院の伽藍】

 <本堂(重要文化財)>
 禅宗の方丈形式をもつ本堂
 桁行18.9m、梁間11.9m、一重、入母屋造、西面庇付、こけら葺、正面に双折桟唐戸
 西の鞘の間に中敷居の窓が開いている
 扁額「衡梅院」と「四河一源」が掛けられている

 1604年(皇紀2264)慶長9年8月
 棟札により、建立された時期が明確にされている
 大工は藤原吉次による
 1760年(皇紀2420)宝暦10年に改修されている
 1967年(皇紀2627)昭和42年6月15日
 重要文化財に指定される


 <茶室 長法庵(ちょうぼう-あん)>
 衡梅院18世 広堂和尚のときに、南山城から移築されたもの
 天井の一部は、クスノキの一枚板で張られている貴重なもの
 方丈玄関に入る手前の中門の路地から入れる

 <方丈南庭 「四河一源の庭」>
 石組と杉苔、楓の植栽による枯山水庭園
 「四河」とは、開祖 雪江宗深の4人の弟子、景川宗隆(竜泉派)・悟渓宗頓(東海派)・特芳禅傑(霊雪派)・東陽英朝(聖沢派)のこと
 「一源」とは、雪宗深江自身を意味し、苔地に据えられた石組でこれらを表しているといわれる
 大きな石の周りに4つの石が置かれている

 <方丈東庭>


 <石碑「本山四派創源雪江禅師塔所」>
 門前に立つ

 <墓地>
 開祖 雪江宗深のお墓
 画家 中島華陽のお墓


【衡梅院の寺宝】

 <雪江宗深木像>
 方丈に安置されている
 像高77.8㎝、ヒノキ材、寄木造、割首、玉眼、彩色
 1672年(皇紀2332)寛文12年
 京仏師 吉野右京の作

 <絹本着色頂相「雪江禅師像」>
 1484年(皇紀2144)文明16年の自賛がある

 <雪江号>
 1446年(皇紀2106)文安3年 日峰宗舜の筆

 <「得度祝偈」>
 開祖 雪江宗深の筆
 慧健沙弥の得度を祝したもの

 <真野蔵人像>
 1614年(皇紀2274)慶長19年の鉄山の賛がある
 中興のための寄進をした檀越 真野蔵人の像

 <方丈障壁画>
 1756年(皇紀2416)宝暦6年
 大岡春卜の筆
 下間一の間「竜虎羅漢図」16面
 二の間「楼閣山水図」14面
 下間二の間「唐獅子図」14面

 <「十六羅漢図」>
 1985年(皇紀2645)昭和60年 加瀬藤圃の筆

【衡梅院へのアクセス】

 市バス 妙心寺・妙心寺北門 徒歩約5分
 京都バス 妙心寺・妙心寺北門 徒歩約5分
 JR山陰本線(嵯峨野線) 花園駅 北へ徒歩約15分
 嵐電 北野線 妙心寺 南へ徒歩約10分

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