蓮池院(れんちいん)
(RenchiIn) 京都通メンバ
所在地:京都市左京区黒谷町  
   卍地図情報卍

浄土宗鎮西派大本山 金戒光明寺塔頭

本尊:阿弥陀如来

創建:1193年(皇紀1853)建久4年

開基:武将 熊谷直実

開山:法力房 蓮生(熊谷直実)

 蓮池院(れんちいん)は、くろ谷にある金戒光明寺塔頭

 境内の南東、文殊塔に登る手前の蓮池の南東にある

 平氏の出身の武将 熊谷直実ゆかりの寺院

【蓮池院の歴史・経緯】

【蓮池院の伽藍】

 <熊谷堂>
 熊谷直実が、法然上人の御廟の方向に向かって建立した蒲生庵が由来
 春日局が、池に、蓮生にちなんで蓮を植えたことから、蓮池となり、
 「熊谷堂」と称されるようになる
 1934年(皇紀2594)昭和9年
 台風によって全壊する
 その後、再建され、現在の方向となっている
 「熊谷堂」の扁額は、法然上人の御廟の方向に向いてかけられている


 <熊谷直実供養塔>
 <平敦盛供養塔>
 向かいの円光大師法然上人御廟の前に立っている



【蓮池院の寺宝】

 <蓮生像>
 蓮生(熊谷直実)が自ら刻んだともいわれる

 <法然母衣絹の影像>
 平敦盛が所持していたという遺品の母衣絹(ほろぎぬ)に、法然上人が、自らの姿を鏡に写して描いたものを
蓮生に与えたといいわれる

 <平敦盛像>
 <如仏尼像>
 並べて祀られている
 如仏尼は、平敦盛が寵愛した玉琴姫が、平敦盛の死後に、新善光寺で出家をした法号
 如仏尼は、新善光寺御影堂でを作り「御影堂扇」と称され、京扇子の祖とされている


【その他】

 <熊谷直実鎧かけの松(京都市指定保存木)>
 本堂(御影堂)の右手(東側)にあるクロマツ
 熊谷直実が、出家をしたときに、方丈裏の池(後の鎧之池)で鎧を洗い、鎧をかけた松
 2013年(皇紀2673)平成25年
 2代目の松が枯れる
 現在は、3代目の松が生育している

 <大池(鎧之池)>
 方丈の裏(北側)の池
 熊谷直実が、出家をしたときに、鎧を洗ったといわれる

 <蓮池(兜之池)>
 熊谷直実(蓮生)が、出家をしたときに兜を置いたところといわれる
 後に、春日局が、蓮生にちなんで蓮を植えたことから、蓮池となる

 <極楽橋>
 蓮池にかかる橋
 極楽橋を渡って文殊塔へ登っていく
 熊谷直実(蓮生)が、兜を置き、弓の弦を切り弓を池にかけた形が、蓮池と極楽橋の形になっているといわれる

【蓮池院へのアクセス】

 市バス 東天王町・岡崎道・岡崎神社前 徒歩5分

LINEで送る

[インデックス]


京都通メンバページ

写真:表示/非表示

フェイスブックでシェア LINEで送る

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク