大念仏狂言(だいねんぶつきょうげん)(DainenbutsuKyougen)

 大念仏狂言(だいねんぶつきょうげん)は、念仏の布教のために催された狂言が発展したもの
 「念仏」とは、何かの対象に意識を集中することによって他への意識に向かず仏に憶念することをいう

【大念仏狂言の歴史・経緯】


【京都三大念仏狂言】

 <壬生大念仏狂言
 壬生寺(みぶでら)
 節分、4月21〜29日、10月の3連休
 狂言面をつけて演じる無言劇
 重要無形民俗文化財

 <千本ゑんま堂大念仏狂言
 引接寺(いんじょうじ)(千本閻魔堂(せんぼんえんまどう)
 5月1〜4日
 セリフが入るのが特徴
 京都市無形民俗文化財

 <嵯峨大念仏狂言
 清凉寺(せいりょうじ)
 3月、4月第2土日・第3日曜、10月26日前後の日曜日
 狂言面をつけて演じる無言劇
 円覚上人の墓前で法要が営まれ、続いて嵯峨大念仏狂言保存会により狂言が3題目演じられる

【その他の大念仏狂言】

 <神泉苑大念仏狂言>
 神泉苑(しんせんえん)
 5月1〜4日

【大念仏狂言の特徴】

 <衣装>
 白衣の僧や、町衆姿が多く、
 演者全員が狂言面を付け、頭も頭巾などを被っている

 能狂言は、大名からの影響で、長袴・裃姿が多く、首から上は普段のままで何も装飾されないことが多い

 <内容>
 囃子は、「わに口」と称される鉦と、しめ太鼓、篠笛により行われる
 素朴なメロディー・リズムが特徴
 無言であり、表情など感情表現をオーバーアクションで演じられる

 能狂言では、能の囃子方が担当することが多い
 直立不動でセリフがある場合が多い


【京都検定 第1回3級】

37.伝統文化について、次のことは正しいか?
(イ)念仏狂言は、念仏の布教のために催されたものである

【京都検定 第2回3級】

【京都検定 第3回3級】

【京都検定 第5回3級】

【京都検定 第4回2級】


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