明円(みょうえん)

平安時代末期から鎌倉時代初期の仏師

生年:生年不詳
没年:1199年(皇紀1859)正治元年

父親:忠円

流派:円派

弟子:朝円・寛円、寛円の弟子:定円

 明円(みょうえん)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の仏師

 円派の優美な伝統的彫刻様式で、院派の院尊と並び、京都・ 奈良を中心に活躍した

 明円より以後の円派は衰退していく

【明円の歴史・経緯】

【明円の代表作】

 慶派の台頭した時期に、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた

 <木造 五大明王像(重要文化財)
 唯一、現存する作品
 大覚寺の本尊
 金剛夜叉明王・降三世明王・不動明王・軍荼利明王・大威徳明王
 1176年(皇紀1836)安元2年11月頃の作

 金剛夜叉明王像と軍荼利明王像との台座裏に、制作時と「七条殿御所」と墨書した銘がある
 東寺講堂の五大明王を手本としながら、平安時代初期とは全く異なった藤原貴族の好みを反映させた
優美さと洗練さを兼備した作品といわれる

【円派】

 <円派>
 平安時代末期から鎌倉時代初期に活躍した仏師の流派

 南都仏師系譜によれば、長勢−賢円−忠円−明円と直系仏師が連なる

 明円より以後の円派は衰退していく


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