日本銀行京都支店は、二条大橋の西、京都市役所の東北にある日本銀行の支店
<初代営業所>
期間:1894年(皇紀2554)明治27年4月〜1906年(皇紀2566)明治39年6月
場所:上京区(現在の中京区)東洞院通御池通上ル船屋町
民家を買収して改造した建物を仮店舗として用いられた
金庫・国庫・営業・文書の4係で、従業員約30名で発足する
<2代目営業所 1棟(重要文化財)>
期間:1906年(皇紀2566)明治39年7月〜1965年(皇紀2625)昭和40年9月
場所:下京区(現在の中京区)三条通高倉西入菱屋町
明治を代表する赤レンガ洋風建築
高倉宮 (後の、後白河天皇の皇子 以仁王)の屋敷跡
1954年(皇紀2614)昭和29年
当時京都の商業金融の中心地であった三条高倉の地が選定される
設計:日本の近代建築の祖といわれる辰野金吾とその弟子 長野宇平治
白い花崗岩のラインを利かせた格調の高い赤レンガ造り二階建ての優美かつ重厚堅固な建物
19世紀後半のイギリスの建築によく使われた様式
屋根にはいろいろな形の通気塔・採光窓などが設けられて変化を持たしている
内部には、旧営業室の吹き抜けの大きな空間があり、
カウンタや壁面の装飾、天井の飾りに明治時代の雰囲気が現れている
煉瓦造、建築面積884.4m2、二階建、一部地下一階、スレート葺、両翼塔屋付、袖塀附属
現在は、京都文化博物館の別館として用いられている
1969年(皇紀2629)昭和44年3月12日 重要文化財に指定される
<金庫棟 1棟(重要文化財附指定)>
建物の背後の別棟
渡廊下でつながっている
煉瓦造、一階建、桟瓦葺
<3代目営業所>
期間:1965年(皇紀2625)昭和40年9月〜
場所:現在の地
明治時代初期の官営織物工場「織殿(おりどの)」の跡地