松尾神社(まつおじんじゃ)
(MatsuoJinjya) 京都通メンバ
所在地:木津川市山城町椿井松尾 
   鳥居地図情報鳥居

祭神:月読命大山咋神

社格:郷社

創始:701年(皇紀1361)大宝元年

創建:秦都理(はたのとり)

通称:上の宮、樺井ノ社

重要文化財:1棟(本殿)

 松尾神社(まつおじんじゃ)は、木津川市の中央西部、椿井地区の集落の東方の丘陵にある神社

 奈良街道から東方に、JR奈良線を超えて、細い山道に南面して鳥居が立っている

【松尾神社の歴史・経緯】

【松尾神社の境内】

 竹やぶや木々の中の細い山道に南面して鳥居が立っている

 <鳥居>
 朱塗りの両部鳥居、石製稚児柱

 <手水舎>

 <神門(京都府指定文化財)>
 鳥居をくぐって参道をまっすぐ正面に立っている
 四脚門、平入切妻造、本瓦葺
 江戸時代初期の建立

 <拝殿(京都府指定文化財)>
 桁行五間、奥行三間、平入切妻造、本瓦葺
 1610年(皇紀2270)慶長15年
 棟木の墨書銘により、再建されたことが記されている

 <拝所>
 妻入切妻造、桟瓦葺、前面が鳥居状になっている


 <本殿(ほんでん)1棟(重要文化財)>
 「上の宮」と称される
 一間社春日造、檜皮葺
 1568年(皇紀2228)永禄11年に建立された建物
 1808年(皇紀2468)文化5年
 春日大社(奈良市春日野町)の若宮神社本殿を譲り受けて移築された
 1913年(皇紀2573)大正2年4月14日 重要文化財に指定される
 附指定:拝所 1棟
 附指定:棟札 2枚


 <御霊神社(京都府指定文化財)>
 本殿の右側(東側)にあり「下の宮」と称される
 祭神:素戔嗚尊・天穂日命
 1823年(皇紀2483)文政6年
 春日大社の三ノ宮が、旧地の御霊神社(下の宮)に移築される
 1880年(皇紀2540)明治13年
 現在の地に遷座された

 <市杵島姫神社>
 本殿の左側(西側)にある
 祭神:市寸島比売命
 春日見世棚造、銅板葺

 <白山比咩神社>
 市杵島姫神社の左方(西側)にある
 祭神:白山比咩神
 妻入切妻造の覆屋の中に、春日見世棚造、銅板葺の社殿が納められている


 六社が、拝殿の右側(東側)に西向きに並んでいる
 左側(北側)から

 <住吉神社>
 祭神:底筒・中筒・表筒
 春日見世棚造、鉄板葺

 <鍵取神社>
 春日見世棚造、鉄板葺

 <皇大神社>
 祭神:天照大御神
 神明造、銅板葺

 <春日神社>
 祭神:武甕槌之神
 春日見世棚造、鉄板葺

 <高龗神社>
 祭神:高龗神
 春日見世棚造、鉄板葺

 <恵比須神社>
 最も右端(南端)にある
 祭神:事代主神(蛭子神)
 春日見世棚造、鉄板葺

 <石碑「伝興寺」>
 境内の西側にある
 松尾神社の神宮寺だった跡地

【松尾神社の文化財】

 <木造 牛頭天王半跏像>
 平安時代の作

 <木造 女神坐像>
 平安時代の作

 <絵馬>
 江戸時代のもの

【その他】

 <椿井大塚山古墳>
 松尾神社から北西350mほどのところにある
 古墳時代初期の3世紀末頃に築造されたと推定される
 墳丘長175m、大型前方後円墳、山城地域で最大級の古墳
 埋葬されていた竪穴式石室からは、三角縁神獣鏡32面が出土している

 墳頂からは、木津川京都盆地南端を一望することができる
 JR奈良線が後円部に通っており、墳丘が分断されてしまっている

【松尾神社へのアクセス】

 コミュニティバス 山城中学校 徒歩約10分
 JR奈良線 上狛駅 徒歩約20分

LINEで送る

[インデックス]


京都通メンバページ


フェイスブックでシェア LINEで送る

[目次]


[関連項目]


[協賛リンク]



[凡例]

赤字
 京都検定の出題事項
 (過去問は下段に掲載)

ピンク
 京都検定に出題された
項目へのリンク

青色紫色
 関連項目へのリンク